進捗状況 (2025年度)
Sushi Tech Tokyo2025への出展
5月10日に東京ビッグサイトで開催された「Sushi Tech Tokyo2025」パブリックデイに東京都農林総合研究センタースマート農業推進室が出展しました。出展内容として「東京フューチャーアグリシステム(TFAS)」及びNTTアグリテクノロジーと連携協定を締結し研究した「ローカル5Gを活用した遠隔農作業支援」についてパネル展示を行いました。また、遠隔農作業支援試験圃で栽培した大玉トマトの試食を実施しました。
会場では多くの来場者が興味深そうにパネルを閲覧しており、東京都のスマート農業への取り組みを広く知っていただく良い機会になりました。また、大玉トマトの試食については、「甘くておいしい」と大変好評で、約40kgを述べ約1,400~1,500名の来場者に提供しました。

令和7年度東京型スマート農業研究成果発表会の開催
研究開発プラットフォーム会員及び関係者を対象に、2月13日に公益財団法人農林水産振興財団において、オンライン併用で成果発表会を開催しました。本成果発表会では、基調講演の後、令和6年度から開始したオープンラボの終了課題5課題について報告しました。併せて、東京都が実施している、スマート農業関係事業について紹介しました。
なお、今回発表したオープンラボの成果については、東京都スマート農業推進室HPに掲載しています。
https://www.tokyo-aff.or.jp/site/smartagri/84001.html
- 傾斜地ミカン園における草刈作業の労力削減技術の実証
- 生産グループにおける圃場情報共有モデルの構築
- 学校給食における農産物受発注システムの構築
- 農業体験農園のデータ共有システムによる農園管理法の実証
- 農業体験農園の既存通信システムを活用した農園管理法の実証

林業の生産性を向上
林業の現場に先進技術を活用した林業機械を導入しています。
安全性や生産性の向上に加え、データの取得・活用も可能となるICTハーベスタです。
林業における立木の伐倒・枝払い・玉切り・材の集積までの一連の作業を行うとともに、材のデータを取得することができるため、危険度が高い作業を機械中心で実施できるとともに、ICT機能により材の直径・長さ・材積等のデータを計測・記録することができます。
また、ICTハーベスタで取得したデータの活用に当たっての課題を整理し、改善・解決策の有効性を確認するため、現場適用に向けた検証調査を実施しました。

内水面養殖業への先進技術の導入
内水面養殖業は、養魚飼料の高騰や従事者の高齢化・後継者不足等により、厳しい経営となっており、コスト削減と作業の軽減が求められています。このため、奥多摩さかな養殖センターにスマート機器を試験導入し、その効果を検証したうえで、有望な機器について都内養殖業者への技術移転を行い、経営の安定化を図ります。
2025年度は、AI搭載型自動給餌機の実証実験を継続するとともに、近年、大きな問題となっている渇水や高水温への対応策として、飼育水を循環して再利用する設備の設置に向けた実施設計を行いました。

今後の取組(2026年度)
先進技術を活用した東京型スマート農業の研究
【目標】累計14研究成果の発表(2026)
スマート農業の技術の現地実装を進めていくために、生産上の課題に応じたオープンラボを生産現場に開設し、現場での課題解決を進め、成果を順次発表していきます。
- 都内生産者の情報共有基盤の整備(病害虫発生状況等)
- 直売所リアルタイム表示システムの地域活用モデルの構築 等
林業の生産性を向上
【目標】最先端林業機械等を累計8台導入(2026)
導入した機械による実証を進めるとともに、新たに林業機械を選定し、現場での活用を進めていきます。
内水面養殖業への先進技術の導入
【目標】検証試験、成果発表
AI搭載型自動給餌機では、実証実験を継続し、様々な気象条件下で適正な給餌が可能となるAI機能の充実化を図ります。また、飼育水循環利用設備については、円滑な設置工事の実施に努めるとともに設置効果の検証を進めていきます。

