進捗状況(2023年7~9月)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
障害のある方のウォーキング実施に向けて、バリアフリーに配慮したウォーキングコースを5コース選定し、障害当事者と共に実地調査を行いました。また、ウォーキングアプリについては既存のアプリに障害者向けの機能(音声案内機能や車いす移動分数記録機能)の一部追加作業を行いました。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
「するスポーツ」の取組として、7月23日(日)に東京都障害者総合スポーツセンター、9月18日(月)に羽村特別支援学校で実施したパラスポーツ体験教室に重度障害のある方等が福祉施設からリモートで参加しました。また、9月27日(水)に、福祉施設同士の交流会をリモートで行いました。
「みるスポーツ」、「支えるスポーツ」の取組として、9月3日(日)に開催した「BEYOND STADIUM 2023 in むさプラ」に、重度障害のある方等が福祉施設からリモートで参加し、試合観戦やボランティア活動を行いました。
※パラスポーツリモート参加事業:遠隔操作によりコミュニケーションが可能な分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害者等がパラスポーツの体験教室やボランティア参加など、様々なスポーツ活動に参加できる機会を提供
〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
事業の参加施設の募集を行い、事業参加施設10施設(前期5施設、後期5施設)を決定しました。また、前期参加5施設へ訪問し、貸出しするeパラスポーツ機器(障害のある方が操作できるように加工、開発されたコントローラー)の選定等を行いました。
都立スポーツ施設のサービス向上
〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開
東京体育館以外の施設においても利用団体に事業をPRし、各競技に適した機材を活用しながら撮影・配信を実施しました。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
ピッチコンテストで優勝したスタートアップ企業との協働に向けたキックオフを行い、取組を進めているほか、 9月3日(日)に実施した「デフリンピックの大会エンブレムを決めるグループワーク・発表イベント」や9月13日(水)に実施した「TOKYO FORWARD 2025 シンポジウム」において、ユニバーサルコミュニケーション技術の体験・展示を行いました。
今後の取組(2023年10~12月)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
障害者向け機能を追加したウォーキングアプリの利用を開始するとともに、新たにバリアフリーに配慮したウォーキングコースを設定し、当コースを活用したウォーキングイベントを開催します。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害のある方等が、リモートでパラスポーツの体験など、スポーツ活動に参加できるよう、10月以降に実施するスポーツイベントの調整を行います。
〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
オンラインでの交流会実施に向けて、会場選定及び実施内容の調整を行います。また、前期5施設に貸出したeパラスポーツ機器(障害のある方が操作できるように加工、開発されたコントローラー)の活用状況確認、当初・中間・最終のアンケート調査を行います。
また、後期5施設については、パラスポーツ機器の選定のため施設訪問を実施します。
都立スポーツ施設のサービス向上
〇国際大会やイベント等において、Wi-Fiや5G等通信インフラの活用、多言語放送システムを利用できる環境の提供
これまで整備した観客向け無料Wi-Fi、多言語放送システム等について、今後もこれらの活用を進めていきます。
〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開
利用者アンケートの結果を踏まえながら、引き続き各施設にて撮影・配信を行うとともに、効果的な事業のPRを実施していきます。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
千葉県の幕張メッセで開催されるCEATEC2023にブース出展し、東京都とスタートアップ企業が協働して開発している技術のPRを行います。