進捗状況 (2025年1~3月)
不適正盛土の監視
〇監視の継続
(1)盛土可能性箇所の判読・抽出
7月末に光学衛星による不適正盛土の監視を開始して以来、継続的に盛土可能性箇所の判読・抽出を行っています。

(2)絞込みの実施
抽出された盛土可能性箇所については、許可情報や各種区域のデータを用いて、絞込みを実施しています。これは、抽出された盛土可能性箇所について、現地調査を行う上での優先順位を設定するものです。
まず、開発許可申請情報、採石場、ストックヤードと重なる箇所をそれぞれ除外します。これらの箇所は、各種法令に基づく許可を得た上で地形の改変を行っていると考えられるため、現地調査を行う上での優先順位は低くなります。
続いて、市街化調整区域及び都市計画区域外の箇所を抽出します。さらに、崩壊すると土石流となり、大災害に繋がるリスクのあるエリアと重なる箇所を抽出します。これらの箇所は、重点的に現地調査を行うべき対象となります。

今後の取組(2025年度)
不適正盛土の監視
〇監視の継続と運用体制の改善
2025年度も継続的に監視を行いながら、盛土可能性箇所の判読・抽出結果を適宜とりまとめた上で現場担当者に報告し、必要に応じて現地確認を行っていきます。
また、盛土可能性箇所の抽出手法、現場担当者への報告方法等について、運用の中で得たフィードバックを活かし、監視強化に向けた改善に努めていきます。