進捗状況(2021年10~12月):デジタル技術活用監査の推進プロジェクト【監査事務局】

デジタルのイメージ画像

進捗状況(2021年10~12月)

監査事務の一部自動化、効率化

〇データ分析ツール等を活用し監査事務の一部自動化、効率化

【工事監査での活用】

・工事監査は、都が行う工事について、計画、設計、積算、施工等の各段階において、無駄な支出や施工の不良がないかなど、技術面から工事が適正に行われているかをチェックする監査です。

・これまでは、監査の対象とする工事の選定を、職員が工事リストを使い、手作業で行っていました。今回のプロジェクトでは、データ分析ツールを活用して工事リストを分析し、その結果を監査対象選定の一部に反映する予定となっています。

・2022(令和4)年に予定している工事監査での活用に向けて、準備を進めています。

【各会計歳入歳出決算審査での活用】

・各会計歳入歳出決算審査は、都の会計管理者が調製した決算について、決算書等の関係諸表の計数を確認するとともに、予算の執行が効率的かつ有効なものとなっているかを主眼に実施する審査です。

・決算審査の結果を取りまとめた意見書の作成は、これまで職員が主に紙の資料を使用して、手作業で数字等を入力し、表の作成等を行っていました。今回のプロジェクトでは、デジタル技術を活用し、電子化された資料から自動で数字を集計し、表の作成を行うことを目指しています。

・2021(令和3)年10月に、本プロジェクトの実施に向け、委託契約を締結しました。2022(令和4年)7~8月に予定している各会計歳入歳出決算審査での活用に向けて、契約事業者と共に準備を進めています。

監査力向上のための人材育成

〇デジタル技術を活用した監査の定着に向けて人材を育成

・デジタル技術活用監査を推進する人材を育成するため、データ分析ツールの活用について職員研修を実施します。

・2021(令和3)年12月に、本プロジェクトの実施に向け、委託契約を締結しました。


今後の取組(2022年1~3月)

監査事務の一部自動化、効率化

〇データ分析ツール等を活用し監査事務の一部自動化、効率化

【工事監査での活用】

・2022(令和4)年に予定している工事監査に向けて、監査対象工事の選定作業の一部にデータ分析ツールを活用します。

【各会計歳入歳出決算審査での活用】

・2022(令和4年)7~8月に予定している各会計歳入歳出決算審査での実施に向け、意見書の表作成を自動で行う処理プログラムを作成する予定です。

監査力向上のための人材育成

〇デジタル技術を活用した監査の定着に向けて人材を育成

・データ分析ツールの活用について、基本的な知識の習得及び発展的な知識の習得に向けた研修を実施する予定です。