進捗状況(2022年4~6月):デジタルツインの実現加速化プロジェクト【デジタルサービス局】

デジタルツイン実現プロジェクト

進捗状況(2022年4~6月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 新たに構築するデジタルツイン基盤システムの要件定義を行っています。また、庁内各局における既存の業務システムと、上記のデジタルツイン基盤とを連携するため、特に地理空間情報を含むシステムとのデータ連携に向けた要件・条件について調査を行っています。

・有識者検討会の開催

 昨年度に4回実施した「東京都における『都市のデジタルツイン』社会実装に向けた検討会」について、第5回を6月28日(火曜日)開催しました。昨年度に策定した「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」の更新に向けた方針や今後の事業展開について、各委員からご意見を頂きました。

【第5回 東京都における「都市のデジタルツイン」社会実装に向けた検討会詳細】

https://info.tokyo-digitaltwin.metro.tokyo.lg.jp/kentoukai05/

・ベータ版事業の実施

 昨年度に引き続き、デジタルツインの本格的な社会実装に先立つサービス構築の試みとして、①衛星データを活用した予兆検知高度化検証、②地下埋設物3D化に向けた課題整理、③産学官のデータ連携に向けた課題検証の3件のベータ版事業を実施しており、都庁内外の組織とデータ、フィールド、サービス連携に向けた協議を行っています。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

 総合評価方式により、本業務の受託事業者を決定いたしました。

今後の取組(2022年7~9月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 システムの要件定義書を確定し、インフラ環境の詳細設計・調達及び環境構築作業を行います。 また、各局の既存業務システムとの連携に向けた現状調査、具体的な連携方式の検討等についても引き続き実施します。

・有識者検討会の開催

 第6回検討会を開催し、今後デジタルツインが連携すべき主体や、「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」の更新について、事務局案に対しご意見をいただく予定です。

・ベータ版事業の実施

 引き続き、3件のベータ版事業を通じて、各局の課題解決や都内外の組織とデータ等の連携に向けた取組を進めていきます。特に、衛星データを防災分野で活用する取組について推進していく予定です。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

 受託事業者により、点群データ取得のための航空測量等を都内各地域で実施していきます。