進捗状況(2022年7~9月):帰宅困難者対策オペレーションシステムの構築プロジェクト【総務局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況(2022年7~9月)

<帰宅困難者対策オペレーションシステムのイメージ>

〇帰宅困難者対策オペレーションシステムの構築

【人流状況を可視化するシステム】

  • 第3四半期に計画しているシステムの暫定運用開始に向けて、災害時に的確に混雑地点等を把握し、迅速に意思決定を下すためのデザイン等を検討し、画面のモデルで確認・調整を行いました
  • 実際に日本各地で発生した災害や混雑について、SNS投稿データ解析技術により発災状況や公共交通機関の運行状況を実際にリアルタイムに検知、把握できることを確認するとともに、災害時のオペレーション手順を検討しました
  • 運用に必要となるクラウドサーバの環境を構築するとともに、改めて停電時のシステム業務継続について確認しました

【一時滞在施設の開設・運営状況を把握するシステム】

  • 試作版のシステムを開発し、一時滞在施設の管理者を対象に、操作性や使いやすさ等に関するユーザーテストを実施しました
  • システムが実際の一時滞在施設における災害時の運用に適合しているかどうかを評価するため、実際の施設に関係者を集めて模擬的に帰宅困難者の受入・受付を行う運用評価を実施しました。また、システムの実運用に向けた改善点等を把握しました
  • 運用に必要となるクラウドサーバの環境を構築するとともに、改めて停電時のシステム業務継続について確認しました
システムにより被害状況を確認する職員(イメージ)
【運用評価】スマホのLINEアプリを用いた
一時滞在施設検索(試作版)の様子

今後の取組(2022年10~12月)

〇帰宅困難者対策オペレーションシステムの構築

  • 一部機能の暫定運用を開始するとともに、ユーザーテスト等の結果を踏まえ、順次迅速な開発を進めます

【人流状況を可視化するシステム】

  • 東京都災害対策本部で運用するための試作版システムの暫定運用を開始します
  • システムの機能、精度、処理速度等の能力向上を図るとともに、オペレーション要領の確立に向けて運用ノウハウの蓄積を図ります

【一時滞在施設の開設・運営状況を把握するシステム】

  • ユーザーテストや運用評価の結果を踏まえ、より使いやすく、よりわかりやすく、発災時の実運用に堪えられるよう試作版システムの改良方針を検討し、デザイン・機能等に関する設計の改良に着手します