進捗状況(2022年10~12月)
デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出
〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加
・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築
デジタルツイン基盤構築について、インフラ環境の詳細設計及び調達を終え、試行運用開始に向けたユーザーテストや手順書の整備等を行っています。また、各局の既存業務システムとの連携に向けた調査、具体的な連携方式の検討等についても引き続き実施しています。
・有識者検討会の開催
第2四半期に引き続き、「東京都における『都市のデジタルツイン』社会実装に向けた検討会」について、第7回を11月28日(月曜日)に開催しました。議題としては、今年度に構築予定のデータ連携基盤の進捗状況や各種データガイドライン・データ整備の考え方、都市のデジタルツインに係る法制度面での状況整理、ベータ版事業の中間報告や点群データ取得・整備事業の進捗状況、更に「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」第2版の更新予定箇所について説明、報告し、各委員からご意見を頂きました。
【第7回 東京都における「都市のデジタルツイン」社会実装に向けた検討会詳細】
・ベータ版事業の実施
年度当初より実施している3件のベータ版事業(「①衛星データを活用した予兆検知高度化検証」、「②地下埋設物3D化に向けた課題整理」及び「③産学官のデータ連携に向けた課題検証」)について、事業の中間報告を上記の第7回有識者検討会で行い、同時に、デジタルツイン実現プロジェクト専用webサイトにおいても、中間報告と題したページを更新しました。また、ベータ版事業③の派生事業として、スマートフォン等で3Dデータをスキャンしたものを都民のみなさまに投稿していただく「東京都3Dアーカイビングイベント」を企画し、作品募集しました。
点群データの取得・整備
〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用
点群データ取得のための航空測量等について、多摩部について測量を完了し、島しょ部についても1島を残して完了しました(なお、小笠原諸島は、今回の測量範囲外となります)。
今後の取組(2023年1~3月)
デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出
〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加
・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築
今年度内に試行運用を開始するとともに、来年度以降の運用・利用拡大を見据え、データ活用に資するガイドラインの整備を進めます。また、他局既存業務システムとの連携についても引き続き具体的な仕様調整を実施していきます。
・有識者検討会の開催
第8回検討会を開催し、庁内データ連携基盤の構築やベータ版事業3件、点群データ取得・整備事業含めた今年度の取組みについての最終報告を行うとともに、「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」第2版の事務局案に対しご意見をいただく予定です。
・ベータ版事業の実施
引き続き、3件のベータ版事業を通じて、各局での活用検証や都内外の組織とデータ等の連携に向けた取組を進め、最終報告を取りまとめて専用webサイトで公表します。
点群データの取得・整備
〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用
取得した点群データについて、データ解析や加工等の整備をしていきます。