進捗状況(2023年4~6月):スマート農林水産業プロジェクト【産業労働局】

丸太を運搬するタワーヤーダの画像

進捗状況 (2023年4~6月)

先進技術を活用した東京型スマート農業の研究

【目標】累計11研究成果発表

東京型スマート農業研究開発プラットフォーム会員向け見学会を開催

 2023年6月20日(火)、NTT研修センタ内のNTT e-City Labo(調布市)において、16団体50名に参加頂き、東京型スマート農業研究開発プラットフォーム会員向け見学会を開催しました。東京都農林総合研究センター(立川市) から遠隔農作業支援し、その指導によりNTT東日本・NTTアグリテクノロジーがトマトを栽培している試験ハウスなどの見学会を行いました。

 参加者からは、 先端技術を実際に見ることができてよかった 、 具体的な農業やエネルギーの新たな取組をたくさん見られてとても興味深かった、新しい試みが直接見聞きでき、仕事の参考になった、といった感想がありました。

遠隔指導支援の実証ハウスの見学の様子
遠隔指導支援の実証ハウスの見学の様子

林業の生産性を向上

【目標】 最先端林業機械等を累計6台導入

(取組状況)
 林業の現場に先進技術を活用した林業機械を導入しています。

2023年4月に、伐採した木を運搬する「タワーヤーダ」が稼働開始しました。 タワーに張られたワイヤーロープを伝って搬器が移動し、丸太を運搬する仕組みです。搬器の移動や丸太の上げ下げは、リモコンによる遠隔操作で行います。

タワーヤーダによる丸太の運搬
タワーヤーダによる丸太の運搬

内水面養殖業への先進技術の導入

【目標】検証試験、成果発表

(取組状況)
AI搭載型自動給餌機の導入について、設置についての調査を開始しました。

(イメージ)

AI搭載型自動給餌機の導入

今後の取組(2023年7~9月)

先進技術を活用した東京型スマート農業の研究

【目標】累計11研究成果の発表(2025)

(今後の予定)
課題化した研究開発を進め、成果を順次発表していきます。
・果樹根域制限栽培における環境制御システムの開発
・小型コンピュータを活用したハウス環境制御システムの開発
・果樹根域制限栽培における環境制御システムの開発
・スマート農業技術の経営的評価・経営モデル構築
  等

林業の生産性を向上

【目標】最先端林業機械等を累計6台導入(2025)

(今後の予定)
林業機械を選定し、順次導入を進めていきます。
2023年度は、導入した機械による実証を行います。

内水面養殖業への先進技術の導入

【目標】検証試験、成果発表(2025)

(今後の予定)
AI搭載型自動給餌機の導入に関する調査を継続して行います。
加えて、小型発電装置等の導入について、委託による計画策定を行う予定です。