進捗状況(2023年4~6月)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
2022年度の実績を踏まえ、障害のある人がウォーキングに取り組むことを後押しできるよう、既存のウォーキングアプリへの音声案内機能等の機能追加について検討しました。また、新たに設定するバリアフリーに配慮したウォーキングコース案の検討を開始しました。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
2022年度に引き続き、分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害のある方等が、リモートでパラスポーツの体験やボランティア参加など、様々な面からスポーツ活動に参加できるよう、7月以降に実施するスポーツイベントの調整を行いました。
※パラスポーツリモート参加事業:遠隔操作によりコミュニケーションが可能な分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害者等がパラスポーツの体験教室やボランティア参加など、様々なスポーツ活動に参加できる機会を提供
〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
事業参加施設の募集を開始するため、事業の要件等を整理し募集要項を作成するとともに、施設に貸出しするeパラスポーツ機器(障害のある方が操作できるように加工、開発されたコントローラー)の選定を行いました。
都立スポーツ施設のサービス向上
〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開
2022年度に引き続き東京体育館にて競技大会等の撮影・配信を実施するとともに、東京体育館以外の施設においても利用団体に事業をPRし、撮影・配信を実施しました。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
「音が見える、音を感じる競技会場の実現」をテーマとして、スタートアップ企業によるピッチコンテストを実施し、2025年に東京都で開催されるデフリンピック大会に向けて東京都と協働して技術開発を促進するスタートアップ企業を決定しました。
今後の取組(2023年7~9月)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
障害のある方のウォーキング実施に向けて、バリアフリーに配慮したウォーキングコースを5コース選定し、障害当事者と共に実地調査を行います。また、ウォーキングアプリについては既存のアプリに障害者向けの機能(音声案内機能)を一部追加作業中です。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
「するスポーツ」の取組として、7月23日(日)に東京都障害者総合スポーツセンターで実施するパラスポーツ体験教室、9月18日(月)に羽村特別支援学校で実施するパラスポーツ体験教室に重度障害のある方等が福祉施設からリモートで参加する予定です。また、9月13日(水)と9月27日(水)に、福祉施設同士の交流会をリモートで行う予定です。
また、 「みるスポーツ」、「支えるスポーツ」の取組として、9月3日(日)に開催する「BEYOND STADIUM 2023 in むさプラ」に、重度障害のある方等が福祉施設からリモートで参加し、試合観戦やボランティア活動を行う予定です。
〇 eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
事業の参加施設の募集を開始しました。また、施設からの申込書を基に事業参加施設10施設を決定します。
都立スポーツ施設のサービス向上
〇国際大会やイベント等において、Wi-Fiや5G等通信インフラの活用、多言語放送システムを利用できる環境の提供
これまで整備した観客向け無料Wi-Fi、多言語放送システム等について、今後もこれらの活用を進めていきます。
〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開
引き続き各施設にて事業をPRするとともに、各競技に適した機材を活用しながら競技大会等の撮影・配信を実施します。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
ピッチコンテストで優勝したスタートアップ企業等と協働し、デフリンピック大会での技術活用に向けてスタートアップ企業の持つ技術の開発を促進します。