進捗状況(2023年4~6月)
■通信困難地域での衛星通信の検証・新たなサービスでの活用検討
山間部と島しょ地域における衛星通信の検証場所を選定するため、以下のような条件の場所がないか、調査・検討しました。
・衛星通信を遮るものが無い場所
樹木等が多い場所では、空が開けておらず、衛星との通信が遮られてしまいます。
・電源があり、通信機器を設置できる場所
衛星通信サービスは、稼働のための電源が必要で、またアンテナ等の機器を安定して設置する場所も必要です。
・携帯電話の電波状況が悪く、公衆Wi-Fiもない場所
通信困難地域での利用を想定しているため、東京都が行った電波調査の結果を参考にしました。
■衛星データの活用
・衛星データを活用したユースケースの検討を開始
衛星データの活用を検討するため、ユースケースに関して、庁内各局、国、民間企業へヒアリングを実施しました。
・庁内検討会の開催
最新の衛星データ関連の動向や利活用事例を庁内共有するため、庁内検討会の開催に向けた準備を進めました。
今後の取組(2023年7~9月)
■通信困難地域での衛星通信の検証・新たなサービスでの活用検討
・山間部と島しょ地域において、施設管理者や地元自治体と協力して衛星通信のための機器設置を行い、通信状況の検証や衛星通信を活用したWi-Fiサービスを開始します。
・施設利用者にサービスを利用していただき、電波状況や利用目的等に関するアンケート調査を実施します。
■衛星データの活用
・衛星データを活用したユースケースの検討を開始
ヒアリングにより情報を収集したユースケース等を参考に、都で有用性や実現可能性の高い事例について、2024年度の実証事業に向けて関係各所等との調整を進める予定です。
・庁内検討会の開催
第1回の庁内検討会を開催する予定です。