進捗状況（2024年7～9月）：TOKYOスマート・スクール・プロジェクト【教育庁】

進捗状況（2024年7～9月）

希望する都立高校生に対しアプリ開発環境を提供するとともに、プログラミングやデザインなどのスキルを駆使し、限られた時間内に課題を解決するハッカソンを実施しました。また、アプリの開発について技術的支援を行うアドバイザリー業務等により、参加者のアプリ開発を支援しました。

都立学校生徒が授業等で生成AIを効果的に活用できる環境を整備するため、都立学校生の安全な専用領域を構築しました。また、各研究校との連絡会を実施し、各校での実践例を共有しました。

校務系データと学習系データの効果的な連携方法及びデータ分析の有用性について検証を進め、統合型校務支援システムと統合型学習支援サービスのデータを活用した教育ダッシュボードの運用と追加開発を実施しています。第２四半期では追加開発に向けた事業者調整を実施しました。

都立学校への校内無線LAN整備、統合型学習支援サービスの導入等のデジタル環境整備に当たり、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した活用を支援するとともに、専門的見地から活用手法の改善や新たな活用法について支援するため、デジタルサポーター（ICT支援員）を引き続き都立学校へ常駐配置しています。

学校のデジタル利活用推進に向けて中核となる情報教育担当者向けの研修を実施しました。また、都内公立学校向けに「学びのアップデート」を１回発行し、情報活用能力を育成するための教材の紹介やデジタルを活用した学びを実施する際に役立つ実践例等を紹介しました。

都立学校における業務縮減及び業務の効率化に向け、2022年度に運用開始した統合型校務支援システムについて、円滑な運用につなげるため、ヘルプデスクによる継続した支援や操作説明会・オンライン相談会を実施しました。また、利便性向上に向け、システムの改修や追加開発を進めました。

定期考査や小テスト等の採点業務の効率化を図るとともに採点結果の集計・分析を活用し、授業改善や生徒の補習等の効果的な取組を推進するため、都立高校全校で定期考査採点・分析システムを運用しています。2024年度第２四半期では、利用促進に向けた研修を行い、定期考査での円滑な利用につなげました。

都内の国公私立高等学校等の生徒を対象として、モバイルアプリのプログラミング技術を競うコンテストを開催します。

都立学校生専用の生成AI環境を活用し、各研究校での実践を積み重ね、生成AIを活用した授業実践の蓄積を図っていきます。

統合型校務支援システムのデータを分析する機能の構築を進めるとともに、今後の分析データの拡大の検討に向けて、教育データ利活用実証研究校との検証を実施していきます。

引き続き、デジタルサポーターの配置により、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した活用を支援するとともに、専門的見地から授業等における活用等を支援します。

都内公立学校向けの「学びのアップデート」の配信やデジタルを活用した実践事例等を情報教育ポータルサイトに掲載していきます。

より利用しやすいシステムとなるよう改修を進めるとともに、ヘルプデスクでの支援等を実施します。

引き続きシステムの安定した運用を図るとともに、2023年度中に実装した統合型校務支援システムとの連携機能について活用が図られるよう、ヘルプデスクと連携し、適切に対応します。