進捗状況(2024年7~9月)
■通信困難地域での衛星通信の検証・新たなサービスでの活用検討
・山間部、島しょ地域、海上船舶2隻の計4か所の検証状況については、9月末までに、累計約32,000台の端末がWi-Fiを利用し、ダウンロード速度は平均215Mbpsでした。また、利用者の約8割から、本施策の通信環境に好意的な回答をいただきました。
・7月及び8月の衛星通信分科会の中で、こうした累計接続端末数やダウンロードスピードなど検証の中間報告を行いました。
■衛星データの活用
・令和6年度第1回 衛星データ活用検討会の開催
外部有識者を招いて、令和6年度第1回の衛星データ検討会を7月に開催しました。外部有識者から主に災害時における衛星活用について講演が行われ、また今年度に予定している実証の実施に向けた意見交換を行いました。
・衛星データを活用した実証を開始
衛星データ活用検討会における外部有識者からのアドバイスを踏まえ、「防災」及び「まちづくり」の2分野について実証を開始しました。
今後の取組(2024年10~12月)
■通信困難地域での衛星通信の検証・新たなサービスでの活用検討
・サービスを提供している施設において、通信速度などの検証及びそれぞれの施設利用者に対し、利用目的等に関するアンケート調査を継続します。
・衛星通信の活用の方向性について、12月に専門家及び通信事業者が参加する衛星通信分科会で検討を行います。
■衛星データの活用
・衛星データを活用した実証の継続
「防災」及び「まちづくり」の2分野における実証を引き続き実施し、適宜、結果を検証していきます。
・「技術的取扱手引き」作成の開始
実証の結果を踏まえ、年度末での完成に向けて、衛星データ活用における技術的取扱いをまとめた手引きの作成を開始します。