都営大江戸線「都庁前駅」の3D点群データをオープンデータとして公開します!

都庁前駅構内図

東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現を目指しており、その一環として都市のデジタルツイン※1実現プロジェクトを推進しています。

今般、デジタルツインの基礎となる3D点群データの利活用を促進し、シビックテック※2や民間事業者における活用事例の創出を図るため、試行的に都営大江戸線都庁前駅の3D点群データをオープンデータとして公開しましたので、お知らせします。

1.オープンデータとして公開する3D点群データ

公開範囲都営大江戸線都庁前駅 地下3階(ホーム階)から地下1階までの一部
ファイル形式LASファイル及びPLYファイル※3
公開先G空間情報センター※4

なお、3D点群データとは、レーザースキャナー等を用いて生成された、3次元(X,Y,Z)の位置情報を持つポイントデータです。非接触で測量でき、高所や人の立ち入りが困難な場所のデータも取得できます。デジタルデータとして多用途での活用が期待されており、現在はインフラや設備の維持管理のほか、3D地図作成等で実際に利用されています。

2.公開日

令和3年3月2日(火曜日)

3.都庁前駅 3D点群オープンデータ サンプルイメージ

【画像】都庁前駅 3D点群データ全体像

都庁前駅 3D点群データ全体像

【画像】都庁前駅 地下2階(一部)

都庁前駅 地下2階(一部)

4.3D点群データの取得事業者について

3D点群データの取得にあたり、都保有施設においてLiDAR(ライダー)SLAM(スラム)計測システム※5を利用した3D点群データ取得についてご協力いただける事業者を公募※6し、ルーチェサーチ株式会社(広島県広島市)と協定を締結しました。

(脚注)

  • ※1デジタルツイン実現プロジェクト
  • ※2市民の課題を解決する、より便利にするための、テクノロジーを活用した市民による取組全般のこと
  • ※3LASファイル:LiDAR点群データを格納する形式、PLYファイル:3次元データを保存するための形式
  • ※4産官学の様々な機関が保有する地理空間情報を円滑に流通し、社会的な価値を生み出すことを支援する機関。平成24年3月に政府で閣議決定された地理空間情報活用推進基本計画に基づき設立され、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会が運用を行う
  • ※5LiDAR(Light Detection And Ranging)というレーザースキャナー(距離センサー)を利用し、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping、自己位置推定と環境地図作成の同時実行)を行うシステム
  • ※6都が保有する施設の3D点群データ取得に係る協力事業者の募集について

【未来の東京戦略ビジョン】
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戦略10 スマート東京・TOKYO Data Highway戦略

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(デジタルツイン、3D点群データ、オープンデータに関すること)

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