進捗状況(2024年1~3月)
各種プログラムの開催
【「デジタルゆかたクリエイター・フェス」クリエイティブイベント】
2024年3月2日、Web3技術を活用して、メタバース内の“グローバル文化都市”開発を行うMetaTokyo株式会社との事業連携のもと、「デジタルゆかたクリエイター・フェス」第一弾となるクリエイティブイベントを、SusHi Tech Square 1F (有楽町駅前)にて開催しました。
当日は、小さい子供から大人まで幅広い年齢層の方々が参加し、ペンやマーカー、スタンプ等で、思い思いにゆかたの絵柄をデザインしました。
また、若手デジタルファッションデザイナーのKAREN11さんを迎え、トークを実施。ご本人がデザインを始めたきっかけからクリエイティブへの興味、今後の展望などについてインタビューしました。
アート・インキュベーションの実施
・CCBTのパートナーとして活動する 「CCBTアーティスト・フェロー」 として、以下の5組が成果発表を行いました。
TMPR(てんぷら)(岩沢兄弟+堀川淳⼀郎+美⼭有+中⽥⼀会)
「動点観測所 (35.39.36.02/139.42.5.98)」(2024年1月14日〜21日)
CCBTアーティスト・フェローTMPRてんぷら(岩沢兄弟+堀川淳一郎+美山有+中田一会)が、フェロー活動として取り組むプロジェクト「AIが見てきた風景を辿る 人工知能紀行」において、AIと人間が協働して世界を観測するリサーチ拠点「動点観測所 (35.39.36.02/139.42.5.98)」をCCBT内に開所しました。観測所では、市民参加型の観測ワークショップを毎日開催したほか、リサーチの様子や観測結果を公開・展示しました。
Synflux(シンフラックス)
展覧会「Algorithmic Couture Alliance ── デジタルとファッションをめぐる対話」(2024年3月15日~24日)
東京を拠点に国際的に活躍するデザイナーやブランドとの対話を通じ、「デジタルファッション」の多義的な可能性を、映像やウェブサイトにより紹介しました。また、Synfluxが開発した衣服生産時の素材廃棄を減らすデザインシステム「Algorithmic Couture」を活用した実践も展示。さらに、会期中にはSUPER DOMMUNEでのオープニングトークや、研究者や市民を交えたレクチャー&ワークショップ「デジタルな私となめらかなファッションデザイン?」を開催しました。
contcontact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ)
パフォーマンス公演「my binta, your binta // lol ~ roars from the skinland ~」(2024年3月1日~3日)
人と人との接触やその速度・圧などの情報を電気信号化する複数のオリジナルデバイスを身体に装着してパフォーマンスを行いました。これにより、contact Gonzoが皮膚を通じて得ている/発信している肉体的体験や感覚を超増幅させ、会場に設置された8台の巨大なウーファー(重低音スピーカー)により音圧として拡散し、鑑賞者の視聴覚に留まらないフィジカルな感覚に訴えました。
SnoezeLab.(スヌーズレン・ラボ)
「みて・さわって・きいて—感じてあそぶスヌーズレン・ラボ」(2024年3月5日~10日)
CCBT内に3つのラボが登場。五感に前庭感覚、固有受容感覚を加えた7つの感覚にアプローチすることで、言葉に頼らない”感るコミュニケーション”を創出し、感情を豊かに表現し、互いに理解し合うインクルーシブな環境を創出しました。
ELECTRONICOS FANTASTICOS!(エレクトロニコス・ファンタスティコス)
「発電磁行列」(2024年3月17日)
国内5都市とインターネット上にラボを立ち上げ、参加型アートプロジェクトとして創作活動を続けてきた「エレクトロニコス ・ファンタスティコス!」が、新作パフォーマンス「発電磁行列」を制作・発表。再生可能エネルギーで駆動する「発電祭山車」を創作し、古家電を改造した「家電楽器」による「電磁祭囃子」を奏で、東八潮緑道公園を練り歩きました。
今後の取組(2024年4~6月)
各種プログラムの開催
・「ミートアップ」「 キャンプ」「ワークショップ」「ショーケース」に、「アート・インキュベーション」を加えた5つのコア・プログラムを中心に実施していきます。
アート・インキュベーションの実施
・2024年度の「CCBTアーティスト・フェロー」募集に向けた取り組みを行っていきます。