進捗状況(2024年4~6月)
【学び方改革】
○ ITリテラシーの育成
希望する都立高校生に対しアプリ開発環境を提供するとともに、アプリの開発について技術的支援を行うアドバイザリー業務等により、参加者のアプリ開発を支援しました。アプリ制作に必要なプログラミングスキルを学ぶワークショップを集合型で実施しました。
○ 都立学校における生成AIの活用
都立学校の生徒が授業等で生成AIを効果的に活用できる環境を整備するため、安全な専用領域の構築に向け事業者と調整を進めるとともに、各研究校との連絡会を実施し、今年度の研究方針等を定めました。
【教え方改革】
○ 教育ダッシュボードの整備
校務系データと学習系データの効果的な連携方法及びデータ分析の有用性について検証を進め、統合型校務支援システムと統合型学習支援サービスのデータを活用した教育ダッシュボードの運用と追加開発を実施しています。第1四半期では運用を開始した先行導入校への説明会の実施や追加開発に向けた事業者調整を実施しました。
○ デジタルサポーター(ICT支援員)の配置
都立学校への校内無線LAN整備、統合型学習支援サービスの導入等のデジタル環境整備に当たり、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した活用を支援するとともに、専門的見地から活用手法の改善や新たな活用法について支援するため、デジタルサポーター(ICT支援員)を引き続き都立学校へ常駐配置しています。
○ 教員のデジタルリテラシー向上・利活用推進
都内公立学校向けに「学びのアップデート」を1回発行し、情報活用能力を育成するための教材の紹介やデジタルを活用した学びを実施する際に役立つ実践例等を紹介しました。
【働き方改革】
○ 統合型校務支援システムの運用
都立学校における業務縮減及び業務の効率化に向け、2022年度に運用開始した統合型校務支援システムについて、円滑な運用につなげるため、ヘルプデスクによる継続した支援や操作説明会・オンライン相談会を実施しました。また、利便性向上に向け、システムの改修や追加開発を進めました。
○ 定期考査採点・分析システムの整備
定期考査や小テスト等の採点業務の効率化を図るとともに採点結果の集計・分析を活用し、授業改善や生徒の補習等の効果的な取組を推進するため、2021年度に都立高校全校に定期考査採点・分析システムを導入しました。2024年度第1四半期では、統合型校務支援システムとの連携機能について運用を開始し、教員の業務負担軽減を図りました。
今後の取組(2024年7~9月)
【学び方改革】
○ ITリテラシーの育成
引き続き集合型ワークショップを実施するとともに、ワークショップの様子を撮影した動画をオンデマンド配信していきます。また、8月には、設定されたテーマに沿って、4日間でグループごとにアプリの企画・制作を行うイベント(ハッカソン)も実施します。
○ 都立学校における生成AIの活用
都立学校の生徒が授業等で生成AIを効果的に活用できる環境を整備するため、事業者と調整を進め、安全な専用領域を構築します。各研究校での実践を積み重ね、生成AIを活用した授業法の蓄積を図っていきます。
【教え方改革】
○ 教育ダッシュボードの整備
統合型校務支援システムのデータを分析する機能の構築を進めるとともに、今後の分析データの拡大の検討に向けて、教育データ利活用実証研究校との検証を実施していきます。
○ デジタルサポーター(ICT支援員)の配置
引き続き、デジタルサポーターの配置により、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した活用を支援するとともに、専門的見地から授業等における活用等を支援します。
○ 教員のデジタルリテラシー向上・利活用推進
都内公立学校向けの「学びのアップデート」の配信やデジタルを活用した実践事例等を情報教育ポータルサイトに掲載していきます。また、児童・生徒の情報活用能力の組織的な育成のため、学校のデジタル利活用推進に向けて中核となる情報教育担当者向けの研修を実施します。
【働き方改革】
○ 統合型校務支援システムの運用
より利用しやすいシステムとなるよう改修を進めるとともに、ヘルプデスクでの支援等を実施します。
○ 定期考査採点・分析システムの整備
引き続きシステムの安定した運用を図るとともに、2023年度中に実装した統合型校務支援システムとの連携機能について活用が図られるよう、ヘルプデスクと連携し、適切に対応します。