「スマート東京」先行実施エリアである西新宿では、5Gや高速Wi-Fi、センサー等の多様な機能を搭載した「スマートポール」を整備し、5Gと先端技術を活用したサービスの都市実装に向けて取り組んでいます。
この取組の一環として、本年8月に募集を開始した「西新宿エリアにおけるスマートポールを活用したプロジェクトの募集」について、下記のとおりプロジェクトを決定しましたのでお知らせします。
1 採択プロジェクト
(1) サービス型プロジェクト 2件
スマートポールの機能を活用し、将来的に民間事業者が提供を目指すサービスモデルの検証を行います。
スマートポール活用した情報発信プロジェクト
代表:(株)角川アスキー総合研究所
西新宿の情報発信メディア「西新宿LOVEWalker」編集部が、お得な地域情報(ジモトコンテンツ)をスマートポールサイネージに配信し、地域振興を図ります。
西新宿に関係する全ての方向けに「ジモト応援・得するクーポン」等を配信する仕組みを構築し、地元密着型の情報発信を通じた地域振興を目指します。
気象連動型サイネージ広告配信プロジェクト
代表:(株)ルグラン
ルグラン社が有する気象データとスマートポールサイネージ閲覧者の属性データを用い、天気やサイネージ閲覧者の属性等にあわせた広告を掲出し、効果的な広告を活用した地域振興を目指します。
(2) 公共型プロジェクト 2件(各テーマ1件ずつ)
スマートポールの機能を活用し、将来的に行政や地域等で提供されることを目指す公共性の高いサービスモデルの検証を行います。
ア テーマ:防災・防犯
音声ARインフラを活用した「西新宿」の多層化〜 防災と周遊が両立する、地域のスマート化 〜
代表:エイベックス・エンタテイメント株式会社
スマートポールのセンサーによる位置情報を活用して、避難場所の認知促進や、外国人観光客へのマナー喚起など、 西新宿の来訪者に対して音声ARを使ったコンテンツを提供し、 地域の防災・安全意識の醸成を図ります。
イ テーマ:インフラ保守・点検
公園管理を効率化する新宿中央公園と利用者の最適なコミュニケーション方法検証
代表:小田急電鉄(株)
新宿中央公園内に設置したフリースペースで、公園利用者に対して利用ルール等の案内を複数の方法で行い、公園利用者の行動の変化等をスマートポールの人流データ等を活用して分析・検証します。
最適な案内方法を検証することで、今後の公園管理効率化や満足度の高い公園サービス提供実現へつなげます。
人流データ分析による人の滞留のヒートマップ(イメージ)
2 今後の取組
東京都及び東京都が委託する事業プロモーター(デロイトトーマツコンサルティング合同会社)が、実施にかかる費用負担やアドバイス等を通じて、2022年度末まで実施されるプロジェクトをサポート実施します。
プロジェクトの成果は、検証結果としてとりまとめ、今後のサービス創出に向けた施策等に活用します。
【問い合わせ先】 デジタルサービス局 デジタルサービス推進部 ネットワーク推進課 03-5320-7622 |