進捗状況(2021年10~12月)
■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信
○高潮防災総合情報システム
- システムの利便性を一層高める改修に着手するとともに、より多くの地点で潮位や波浪等の海面の状況を確認できるよう、海面ライブカメラの増設に向けた検討を開始しました。
- YouTube等で既に公開している海面ライブカメラについては、「東京都オープンデータカタログサイト」において、位置情報を公開しました。
○高潮リスク検索サービス
- 2022年3月のアップデートに向けて、住所検索機能の向上や多言語対応を行う改修に着手しました。
- 「東京都デジタルツイン3Dビューア」上で最大浸水深及び浸水継続時間のデータ表示を開始するとともに、「東京都オープンデータカタログサイト」において、最大浸水深等のデータを公開しました。
■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援
- 学習データの追加等によりAIモデルの改良を行い、予測精度の向上が確認できました。
- リアルタイム予測を行うためのシステム構築を進めました。
■ドローンによる災害時の施設点検
- 港湾局管理用地において、目視内での自律飛行(レベル2)を行い、撮影した映像データを4G回線でリアルタイムに伝送する実証実験を行いました。
- また、実証実験では、夜間における点検も想定し、高感度カメラとサーモカメラの2種類のカメラで撮影した結果、サーモカメラの方が有効であることが確認できました。
実証実験に用いたドローン
今後の取組(2022年1~3月)
■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信
○高潮防災総合情報システム・高潮リスク検索サービス
- 引き続き、利便性やQOSの向上につながる改修を進めていきます。
■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援
- 引き続き、リアルタイムの水位予測に向けたシステム構築を進め、試験運用を開始します。
■ドローンによる災害時の施設点検
- ドローンポートによる自動離発着等の試行や目視外での自律飛行(レベル3)など、引き続き、実証実験を行います。
- また、施設の損傷を早期に把握するための画像認証方法についても検討を進め、試験運用を開始します。