進捗状況(2022年10~12月):オープンデータ徹底活用プロジェクト

プロジェクトのイメージ


  都は、データを社会全体で活用するべく、民間ニーズを踏まえて行政が保有するデータを積極的に公開し、シビックテックや企業等がオープンデータ等を活用して新たなサービスを創出していく、官民協働スタイルの構築を目指しています。

  その構築に向けた取組として、 2022年10月~12月は、都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022のFinal Stageを開催しました。その他、区市町村を含めたオール東京でのオープンデータ推進の取組として、都と区市町村が参加するオープンデータ検討部会の2022年度第1回を開催しました。

 2023年1月~3月は、 都知事杯オープンデータ・ハッカソンのDemo Day(成果発表会)の開催等を予定しています。

進捗状況(2022年10~12月)

①都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022 Final Stageの開催

・ 都のオープンデータを活用し、行政課題の解決に向けたデジタルサービスの開発を行う「都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022」について、ファイナリスト10チームによるFinal Stageを2022年10月12日(水)に開催しました。

都知事杯ハッカソンイメージ

・ 今年度の都知事杯オープンデータ・ハッカソンでは、最優秀賞である「都知事杯」のほかに、一般視聴者の投票により決まる「オーディエンス賞」や、「審査委員特別賞(4部門)」を新設しました。

都知事杯オープンデータハッカソン

・Final Stageでは、First Stageで選抜された10者がプレゼンし、宮坂副知事ら審査員との質疑応答を実施しました。

ファイナリスト10チームのサービス内容
ファイナリスト10チームのサービス内容

表彰式には小池知事も出席し、最優秀賞の受賞チームに都知事杯が贈呈されました。

都知事杯受賞者決定の瞬間
都知事杯受賞者決定の瞬間
都知事杯を受賞したZガードさんの作品「上京物語」
都知事杯を受賞したZガードさんの作品「上京物語」

・その他、Final Stageの結果及びプレゼンテーションの動画について、以下のページよりご覧ください。

記念撮影
小池都知事を囲んで、参加者全員で記念撮影

② 第1回オープンデータ検討部会の実施

・ 11月22日(火)に、 都内区市町村のオープンデータの普及・促進及び、都区市町村連携上の課題について検討を行うため、都区市町村IT協議会オープンデータ検討部会の 2022年度第1回を開催しました。

都区市町村IT推進協議会

・オープンデータ検討部会では、都区市町村IT推進協議会の幹事団体などを中心に、多くの自治体にご参加いただき、現在の都のオープンデータの取組状況の説明や、オープンデータ利活用事例の募集等を行いました。

オープンデータ利活用事例募集

・また、区市町村のオープンデータの取組における困りごと等についてお伺いし、年度内にアンケートを実施する旨のご案内をいたしました。

オープンデータ化・・・こんな課題で困っていませんか

・引き続き、区市町村と連携を深め、都のオープンデータ公開をより一層推進していきます。

また、オープンデータカタログサイトのページビュー数は、積極的なPRやハッカソンのイベント実施等により、2022(令和4)年7月~9月の約800PV/日(平均)から、2022(令和4)年10月~12月は約1100PV/日(平均)へと増加しました。

今後の取組(2023年1~3月)

学生向けTOKYO STARTUP Seminarの開催

2023年2月10日に、スタートアップ企業と学生がデータ利活用をテーマに意見交換等を行う、学生向けTOKYO STARTUP Seminarを開催いたします。詳しい情報は、ホームページ(こちら)をご覧ください。

②都知事杯オープンデータ・ハッカソン2022

2023年3月下旬にDemo Day(成果発表会)を開催する予定です。現在、ファイナリスト10チームが、年度末までサービスリリースに向けて鋭意開発をすすめています。詳しい情報は、ホームページ(こちら)をご覧ください。

③オープンデータカタログサイトの活用推進

オープンデータカタログサイト内の全てのCSVデータ(※1)を、API(※2)によってデータ取得可能にするため、今年度、APIシステムを構築しています。それにより、オープンデータ利用者がサービスを開発する際にデータの取込みが容易になります。
この後、ユーザーテストを実施したうえで、3月下旬に正式リリースの予定です。
※1 Excel形式も含みますが、一部、正規化が困難で取込不可なデータは除きます
※2 API:プログラムからWeb通信を経由して、直接オープンデータを読込む事ができるインタフェース

また、住所情報が含まれるデータに緯度経度情報を付与するツール(ジオコーダ)の導入に向けて、全庁・各局で今年度中に利用開始できるよう、現在、開発・調整を進めています。
これにより、カタログサイトで公開するオープンデータについては、住所情報を持つ全てのデータに緯度経度情報を付与します。地理空間情報のさらなる利活用促進を目指して参ります。

※東京都オープンデータカタログサイトはコチラ