進捗状況(2022年10~12月)
<帰宅困難者対策オペレーションシステムのイメージ>
〇帰宅困難者対策オペレーションシステムの構築
- 現場で帰宅困難者対策を行う区市町村等にヒアリングを行い、それぞれの団体との連携の可能性について検討しました。
- 本システム開発の有識者検討会の意見を踏まえつつ、本システムを用いた効果的なオペレーションのあり方等について検討しました。
【人流状況を可視化するシステム】
- 東京都災害対策本部で運用するための試作版システムの暫定運用を10月から開始しました。
- 実際に混雑が予想される状況をシステムでモニタリングし、オペレーション要領の確立に向けてノウハウの蓄積を図っています。
- 暫定運用で判明したオペレーション運用上の改善点など、システムの機能、精度、処理速度等の能力向上をアジャイル方式で実現しています。
【一時滞在施設の開設・運営状況を把握するシステム】
- 今年度予定していたユーザーテストや運用評価を完了し、その結果を踏まえ、発災時の実運用に堪えられるよう試作版システムの改良方針を検討しました。来年度予定しているデザイン・機能等に関する設計の改良の準備に着手しました。
今後の取組(2023年1~3月)
〇帰宅困難者対策オペレーションシステムの構築
- 一部機能の暫定運用の結果や有識者検討会の意見、2月に実施する帰宅困難者対策訓練の検証結果を踏まえ、次年度以降の開発のための実装計画を策定します。
【人流状況を可視化するシステム】
- 引き続き試作版システムを運用し、アジャイル方式での改良を実施します。
- 試作版システムの運用についての有識者検討会の意見を踏まえ、混雑情報を適時適切に滞留者へ情報発信する手法の検討の準備を始めます。
【一時滞在施設の開設・運営状況を把握するシステム】
- 2月に実施する帰宅困難者対策訓練で本システムを利用し、より発災時に近い状況で検証したうえで、次年度以降の実装計画に反映します。