進捗状況(2023年10~12月):いつでも・どこでもスポーツとつながるプロジェクト【生活文化スポーツ局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況(2023年10~12月)

障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進

アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備

障害者向け機能を追加したウォーキングアプリの利用を開始するとともに、バリアフリーに配慮したウォーキングコースを新たに5コース設定し、当コースを活用したウォーキングイベントを11月11日(土)に両国コースで、11月18日(土)に立川コースでそれぞれ開催しました。

バリアフリーコースを参加者とウォーキングしている様子(両国コース)
バリアフリーコースを参加者とウォーキングしている様子(両国コース)

〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大

「するスポーツ」の取組として、12月10日(日)にすみだリバーサイドホールで開催された「すみだスマイル・フェスティバル」でのボッチャ体験に、重度障害のある方等が福祉施設からリモートで参加しました。

リモートでボッチャ体験に参加している様子
リモートでボッチャ体験に参加している様子
            パラスポーツリモート参加事業のPR動画

※パラスポーツリモート参加事業:遠隔操作によりコミュニケーションが可能な分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害者等がパラスポーツの体験教室やボランティア参加など、様々なスポーツ活動に参加できる機会を提供

〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供

12月18日(月)にカメイドクロックで、前期にeパラスポーツ機器を貸し出した5施設とゲスト、会場に来られた方でのeパラスポーツ交流会イベントを実施しました。また、後期5施設については、eパラスポーツ機器の貸出を開始しました。

福祉施設とゲスト、来場者が大画面でeパラスポーツの交流をしている様子
eパラスポーツ交流会イベントの様子

都立スポーツ施設のサービス向上

都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開

利用者アンケートの結果を踏まえ、利用者がより快適に利用できる機材を用いて撮影・配信を行うとともに、SNSを活用した事業のPRを実施しました。

デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進

ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進

国内最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展示会であるCEATEC2023において、スタートアップ企業と協働して開発している技術の実証デモンストレーション等、都の取組を紹介しました。

CEATEC2023におけるPRコーナー
CEATEC2023におけるPR(令和5年10月17~20日開催)

また、デフリンピック2年前の取組として実施した「みるカフェ」において、来店者に、きこえる・きこえないに関わらず、デジタル技術を活用して、誰もがつながることができる体験をしていただきました。

音声を多言語で文字化する透明ディスプレイを利用する様子
音声を多言語で文字化する透明ディスプレイ

今後の取組(2024年1~3月)

障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進

〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備

障害者向け機能を追加したウォーキングアプリや、新たに設定したバリアフリーに配慮したウォーキングコースを引き続きホームページなどで発信し、障害の有無に関わらないウォーキングの実施を促進します。また、2024年度の取組の参考とするため、アプリ(ALKOO(あるこう) by NAVITIME)を活用してウォーキングを行った参加者に対し、アンケートを実施します。

〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大

2023年度実施した取組(分身ロボットを活用した、重度障害のある方等のパラスポーツ体験教室への遠隔での参加等)を振り返り、2024年度の事業について検討を行います。

eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供

eパラスポーツ機器を貸し出した後期5施設同士とゲスト、会場に来られた方とのeパラスポーツ交流会イベントを実施します。また、2023年度に実施した取組を振り返り、2024年度の事業について検討を行います。

都立スポーツ施設のサービス向上

〇国際大会やイベント等において、Wi-Fiや5G等通信インフラの活用、多言語放送システムを利用できる環境の提供

これまで整備した観客向け無料Wi-Fi、多言語放送システム等について、今後も活用を進めていきます。

〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開

引き続き、各施設において利用者ニーズや競技に適した撮影・配信を実施します。

デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進

〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進

引き続きスタートアップ企業と協働して技術開発を進めるとともに、イベント等の場を活用してデジタル技術の実証・PR等を進めます。