進捗状況(2023年度)
■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信
- 本格的な台風シーズン前に、増設した3箇所計9台のカメラ映像の公開を開始し、海面ライブカメラ映像に観測水位を重ねて表示するなどの機能改良を実施しました。
- また、情報の充実化や使いやすさの向上に向けて、システム改修を行うとともに、多様な手段で高潮防災情報の発信を行うため、東京都防災アプリなどの他コンテンツとの連携を行いました。
■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援
- 外水位の予測結果を実際の水防活動に利用し、効果的に活用することができました。
- 「海岸保全施設(水門等)操作支援システム(仮称)」の構築に向けて、システムの要件定義書や仕様書を検討しました。
■ドローンによる災害時の施設点検
- ドローンを活用した災害時の施設点検(目視内の操縦飛行)の体制を構築しました。
- また、将来的な遠隔点検の実現に向けて、ドローンの遠隔操作による飛行試験を実施しました。
左:施設点検の訓練状況 右:ドローンによる撮影画像
今後の取組(2024年度)
■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信
- リアルタイムの防災情報発信のため、海面ライブカメラを更に2箇所増設し、カメラ映像の公開を開始します。
- 引き続き情報の充実化や使いやすさの向上に向けてシステム改修を行います。
■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援
- 引き続き外水位の予測結果を水防活動に活用します。
- 技術上の評価を行った上で構築事業者の決定を行い、「海岸保全施設(水門等)操作支援システム(仮称)」の構築に着手します。
■ドローンによる災害時の施設点検
- 引き続きドローンを活用した災害時の施設点検(目視内の操縦飛行)の体制を維持するとともに、迅速な点検を行うための訓練を実施します。
- また、将来的な遠隔点検の実現に向けて、技術開発の動向も注視しつつ、自律飛行による飛行試験を行います。