進捗状況(2025年1~3月):TOKYOスマート・スクール・プロジェクト【教育庁】


進捗状況(2025年1~3月)

【学び方改革】

○ ITリテラシーの育成

都内の国公私立高等学校・中学校等の生徒を対象として、モバイルアプリのプログラミング技術を競うコンテストを1月に開催しました。コンテストでは表彰式を実施するとともに、優秀作品についてHP上に掲載し、生徒の興味関心の向上につなげました。

○ 都立学校における生成AIの活用

都立学校生徒が授業等で生成AIを効果的に活用できるよう、都立学校生の安全な専用領域を運用しました。また、各研究校(20校)で作成した指導案をポータルサイト上で公開し、実践例を広く紹介しました。 

【教え方改革】

○ 教育ダッシュボードの整備

統合型校務支援システムと統合型学習支援サービスのデータを活用した教育ダッシュボードの運用を行っています。第4四半期には、教育ダッシュボードの全校利用に向けて説明会を実施しました。また、校務系データと学習系データの活用に向けて、令和7年度の計画を策定しました。

○ デジタルサポーター(ICT支援員)の配置

都立学校への校内無線LAN整備、統合型学習支援サービスの導入等のデジタル環境整備に当たり、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した活用を支援するとともに、専門的見地から活用手法の改善や新たな活用法について支援するため、デジタルサポーター(ICT支援員)を引き続き都立学校へ常駐配置しています。

〇教員のデジタルリテラシー向上・利活用推進

都内公立学校向けに「学びのアップデート」を2回発行し、情報活用能力を育成するための教材の紹介やデジタルを活用した学びを実施する際に役立つ実践例等を紹介しました。また、「情報活用能力育成研究校(6校指定)」で作成した実践事例・実践動画をホームページ上で広く公開しました。

【働き方改革】

○ 統合型校務支援システムの運用

都立学校における業務縮減及び業務の効率化に向け、2022年度に運用開始した統合型校務支援システムについて、円滑な運用につなげるため、ヘルプデスクによる継続した支援を実施しました。また、利便性向上に向け、システムの改修や追加開発を進めました。

○ 定期考査採点・分析システムの整備

定期考査や小テスト等の採点業務の効率化を図るとともに採点結果の集計・分析を活用し、授業改善や生徒の補習等の効果的な取組を推進するため、都立高校全校で定期考査採点・分析システムを運用しています。第4四半期では、利用促進に向けた研修を行い、定期考査での円滑な利用につなげました。

今後の取組(2025年度)

【学び方改革】 

○ITリテラシーの育成 

ITリテラシーの育成を図るため、希望する都立高校生等に向けたアプリ開発環境の提供やワークショップ等の準備を進めていきます。 

○都立学校における生成AIの活用 

都立学校生専用の生成AI環境を全都立学校に広げるとともに、研究校での実践例や成果等を参考にしながら、生成AIを活用した授業の充実を図っていきます。 

【教え方改革】

○教育データの活用

統合型校務支援システム及び統合型学習支援サービスのデータを活用し、教育ダッシュボードの運用を行っていきます。

○学校のデジタル化を支える体制の強化

デジタルサポーター(ICT支援員)の活用により、機器トラブル等に迅速に対応し、安定した機器の活用を支援するとともに、専門的見地から授業等におけるICT活用等を支援します。

○教員のデジタル利活用を推進するための研修等の充実

都内公立学校向けの「学びのアップデート」の配信や都立学校向けのオンラインを活用した実践事例を集めた情報教育ポータルサイトで活用事例の共有化を図る取組を進めます。

【働き方改革】

○統合型校務支援システムの運用 

引き続き安定して利用できるようヘルプデスクでの支援等を実施します。 

○ 定期考査採点・分析システムの整備 

引き続きシステムの安定した運用を図るとともに、統合型校務支援システムとの連携機能について活用が図られるよう、ヘルプデスクと連携し、適切に対応します。