進捗状況(2021年7~9月):新型コロナウイルス感染症サイトによる情報発信プロジェクト【政策企画局】

対策サイトの画像

進捗状況(2021年7~9月)

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトでは、新型コロナウイルス感染症に関する様々な客観的数値をわかりやすく発信しています。

2021年7月~9月では、サイトレイアウトのリニューアルを実施しました。

当サイトでは、2020年6月、掲載している情報を「モニタリング項目」「その他 参考指標」の2つのタブに分類しました。

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2020年6月時点のグラフの配置

その後も、感染動向等に応じて発信する情報を拡充。結果、以下のようなレイアウト上の課題が生じました。

  • 「その他 参考指標」内のグラフ数が増大し、視認性が低下
  • 「モニタリング項目」以外の情報がすべて「その他 参考指標」に分類されるため、タイムリーな注目指標が埋没
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2021年7月時点のグラフの配置

これらの課題を解決するため、サイトのレイアウトを再度最適化することとしました。
最適化に当たっては、ユーザーの利用動向を把握するため、7月上旬にユーザーレビューを実施。約300件の回答を得ました。

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ユーザーレビュー設問の例

このユーザーレビューの結果や、東京iCDCのリスクコミュニケーションチームとの意見交換等を踏まえ、「注目の指標」タブを新設し、3カテゴリに分類することとしました。

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リニューアル後のグラフの配置

これにより、注目度の高かった「検査実施件数」や、感染状況の先行指標となる「東京都発熱相談センターにおける相談件数」「新型コロナコールセンター相談件数」といった情報に加え、「ワクチン接種数」のような「旬」の情報をトップページに配置。同時に、今後の情報拡充に向けた拡張性を確保しました。


外部提案等による改善事例としては、SNSシェアのアイコンの変更が挙げられます。

各グラフのSNSシェアのアイコンと、左側のナビゲーションに配置されている関連SNSのリンクアイコンは、機能が異なるにもかかわらず、同じデザインを使用していました。

そこで、SNSシェアのアイコンを下記のように変更し、機能を分かりやすく表現しました。

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このようなユーザーインターフェースの改善の視点は「外部提案ならでは」のものであり、当サイトを運営する上で大きな強みとなっています。


なお、当サイトの累積訪問者数は、9月末時点で約3,820万となり、2021年度中の目標であった3,500万を達成しました。また、外部提案等による改善数も9月末時点で累計2,200件超となり、こちらも2021年度中の目標2,100件を達成しています。


今後の取組(2021年10~12月)

新規陽性者数が減少し、医療提供体制も改善傾向を示したことから、2021年10月1日に緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が約半年ぶりに全面解除となりました。

新型コロナウイルス感染症にかかる状況が様々変化する中、東京都としてどのような情報を重点的に発信していくべきか、東京iCDCのリスクコミュニケーションチームと意見交換をしながら、新たな局面においても適切に情報を発信していきます。