進捗状況(2022年7月~9月)
5G活用サービスの都市実装
- スマート東京先行実施エリアである西新宿では、5Gや先端技術を活用した、まちづくりや働き方等の分野横断的なサービスの都市実装に向けた取組を推進しています。サービスの都市実装を一層加速させるため、2022年9月16日に「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム(以下「コンソーシアム」という。)」を設立しました。設立時点で、地元企業やサービス提供事業者、大学発スタートアップ等、61者が参加しています。
- コンソーシアムでは、西新宿で実装を目指す自動配送やXR等のサービス分野ごとに5つの分科会を立ち上げ、分科会において、産官学の多様な主体がサービス実装にあたっての共通の課題(技術的課題、制度的課題、ビジネス的課題等)をチームで解決していくことで、先端技術を活用したサービスを西新宿で実装します。
- また、西新宿で実装を目指すサービスのうち、特に、本年度中に実装に向けた成果を上げ、各分科会の中核となる7件のサービスプロジェクトが決定しました。
5Gサービス都市実装プロジェクト
大学発先端技術実装プロジェクト
スマートポール活用サービスの検証
- 西新宿において整備されたスマートポールの搭載機能を有効活用し、西新宿が抱える課題を解決するとともに、今後の他エリア展開を見据えた活用事例の創出にも寄与するサービス型プロジェクト(2件)、公共型プロジェクト(2件)を募集しました。
サービス型プロジェクトのイメージ 気温や天候と連動した広告の掲出
スマートポールで取得する天候や気温等の環境データや人流データを元に、エリアの状況に応じた地域商店等の広告を、スマートポールのサイネージを通じて発信します。これにより、来街者等のエリア内での回遊性向上が期待されます。
公共型プロジェクトのイメージ 効率的なインフラ保守・点検
スマートポールに搭載するカメラの映像等から芝生や施設等の状態を確認し、立入制限やメンテナンス等のアナウンスを行います。また、スマートポールで取得する人流データやWi-Fi通信データから施設の混雑状況を把握してアナウンスを行い、密回避を促します。
サービス型プロジェクト、公共型プロジェクトのイメージです。あくまでイメージであり、実施プロジェクトはこれに限るものではありません。
スマートポール運営スキーム検討
- 協働事業者(※)と共に、運営スキームの検討を進めています。 ※協働事業者:スマートポールを整備し、都市実装に向けて機能の有用性や収益性等の確認を、都と共に取り組む事業者
今後の取組(2022年10月~12月)
5G活用サービスの都市実装
- 5G等先端技術を活用し地域の課題解決に資するサービスを都市実装するためのサービスプロジェクトを順次開始していきます。
- 分科会ごとに、サービス実装にあたっての課題解決に向けた取組を進めます。
スマートポール活用サービスの検証
- 「サービス型プロジェクト」と「公共型プロジェクト」それぞれ2件ずつ、計4件を選定します。
スマートポール運営スキーム検討
- 協働事業者と共に、スマートポールの運営スキームを引き続き検討していきます。