進捗状況(2022年7~9月):新型コロナウイルス感染症対策サイトによる情報発信プロジェクト【政策企画局】

対策サイトの画像

進捗状況(2022年7~9月)

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトでは、新型コロナウイルス感染症に関する様々な客観的数値をわかりやすく発信しています。

2022年9月8日、国において「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が変更され、同月26日から「全数届出の見直し」を全国一律で適用することとなりました。

「全数届出の見直し」 とは、患者の発生届出の対象を、(a) 65 歳以上の者(b)入院を要する者(c)重症化リスクがあり、新型コロナウイルス感染症治療薬の投与又は新たに酸素投与が必要と医師が判断する者(d)妊婦の4類型に限定するものです。

発生届出対象外の陽性者については、健康フォローアップセンター(都の場合は東京都陽性者登録センター)の登録により「総数」を把握することとなり、居住地や接触歴等の詳細データは把握できなくなりました。

これにより、当サイトにおいても、9月26日更新分をもって5つのグラフの更新を終了し、2つのグラフの一部データについても更新を終了しました。併せて、関連するオープンデータの更新も終了しています。更新終了に当たっては事前案内を実施し、公表項目が変更となる9月27日にサイトの表示を改修しました。

なお、その他の19のグラフについては更新を継続しています。


外部提案等による改善事例としては、グラフの表示速度の改善が挙げられます。

サイト上の掲載データの期間が長くなるにつれ、データ量の増大によるグラフの表示速度の低下が見られ、特にモニタリング項目「検査の陽性率」において表示の遅延が顕著となっていました。

そこで、グラフ下部のテーブル用データ生成とグラフのオートスケール計算に係るプログラムを改修し、1.9秒(1900ミリ秒)かかっていた処理時間を64ミリ秒まで短縮(率にして96.6%の短縮!することで表示速度を改善しました。


今後の取組(2022年10~12月)

爆発的に感染が拡大した第7波も、現時点では減少傾向が続いており、都も新型コロナウイルス感染症との「共存」に向けた取組を進めています。今回の「全数届出の見直し」のように、新型コロナウイルス感染症に対する考え方は、今後も変化していく可能性があります。

引き続き、状況の変化に的確に対応しながら、都民の皆様に分かりやすく情報を発信していきます。