進捗状況(2022年7~9月):デジタルツインの実現加速化プロジェクト【デジタルサービス局】

デジタルツイン実現プロジェクト

進捗状況(2022年7~9月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 デジタルツイン基盤構築について、システムの要件定義段階を終え、インフラ環境の詳細設計及び調達を行っています。また、各局の既存業務システムとの連携に向けた現状調査、具体的な連携方式の検討等についても引き続き実施しています。

・有識者検討会の開催

 第1四半期に引き続き、「東京都における『都市のデジタルツイン』社会実装に向けた検討会」について、第6回を8月30日(火曜日)に開催しました。今年度のベータ版事業や点群データ取得・整備事業の進捗状況、8月5日(金曜日)に開催したオンライントークイベントについて報告し、また、来年度以降に想定する事業展開について、各委員からご意見を頂きました。

【第6回 東京都における「都市のデジタルツイン」社会実装に向けた検討会詳細】

・ベータ版事業の実施

 第1四半期に引き続き、デジタルツインの本格的な社会実装に先立つサービス構築の試みとして、3件のベータ版事業を実施しています。①「衛星データを活用した予兆検知高度化検証」については、都市整備局における衛星による不適正盛土の監視可能性等について検証を行っています。②「地下埋設物3D化に向けた課題整理」については、国・業界団体の動きや海外事例について整理を進めています。③「産学官のデータ連携に向けた課題検証」については、国、民間企業、アカデミアとのデータ連携を目指し、協議を行っています。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

 点群データ取得のための航空測量等を多摩部・島しょ部で実施しています。。

今後の取組(2022年10~12月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 インフラ環境の構築作業を終え、年明けからの試行運用に向けたテストや手順書等の整理を行います。また、来年度での連携を想定した他局既存業務システムについて、具体的な仕様調整を実施していきます。

・有識者検討会の開催

 第7回検討会を開催し、ベータ版事業3件についての中間報告や「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」の更新について、事務局案に対しご意見をいただく予定です。

・ベータ版事業の実施

 引き続き、3件のベータ版事業を通じて、各局での活用検証や都内外の組織とデータ等の連携に向けた取組を進め、中間報告を取りまとめて専用webサイトで公表します。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

 引き続き、点群データ取得のための航空測量等を、多摩部・島しょ部で実施していきます。