進捗状況(2023年4~6月):衛星による不適正盛土検知プロジェクト【都市整備局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況 (2023年4~6月)

不適正盛土の監視

トライアル事業への着手

 人工衛星の観測データ等を活用した不適正な盛土等の監視体制の確立に向け、トライアル事業に着手しました。トライアル事業では、まず、昨年度の技術検証において残った課題である、切盛土作業の検出性能についての更なる検証を行います。 

 また、2022年度の技術検証により、解析結果には適正な盛土等、無数の盛土可能性箇所が抽出されることが分かっています。このため、限定した範囲で、技術検証の結果を踏まえつつ、盛土可能性箇所を抽出する試行運用を行い、絞込みの手法について検討を行います。

 最終的には、これらの結果を踏まえ、多摩地域全域での解析を行い、不適正な盛土等の監視体制確立に向けた運用課題の整理・対応を行います。

【2022年度の技術検証(ベータ版事業 01衛星データを活用した予兆検知高度化検証)の詳細】

https://info.tokyo-digitaltwin.metro.tokyo.lg.jp/kensyou01_2022/

今後の取組(2023年7~9月)

不適正盛土の監視

〇 技術検証の実施と試行運用の準備

  2022年度の技術検証では、盛土造成工程の初期段階である森林伐採を検知できることを確認しました。今回は、これに加え、2022年度の検証期間以降の人工改変状況の把握を試み、森林伐採後の切盛土作業に対する状況把握の性能について検証を行います。

 また、技術検証の結果を踏まえつつ、その後に実施する試行運用に向け、対象とする範囲の検討や衛星データの調達を行っていきます。