進捗状況(2024年度)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
バリアフリーが整ったウォーキングコースを新たに5コース開拓するとともに、障害のある方向けの機能を追加した専用のウォーキングアプリ「IPPO」を開発し、そのアプリを活用した「TOKYOユニバーサルウォーキング2024」を開催し、参集イベント(1/10上野、2/1調布)及びアプリウォークイベントを実施しました。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
年間で6回のスポーツイベント(6/22パラスポーツinかつしか、9/15スポーツ祭(東京都障害者スポーツセンター)、10/14スポーツDAY青梅2024、11/19SHIBUYA CUP 2024、11/24西東京ENJOYニュースポーツ、2/11チャレスポ!TOKYO)に参加し、重度障害のある方等が福祉施設から分身ロボットを遠隔操作することで、パラスポーツの競技体験や来場者との交流を行いました。また、分身ロボットを活用し、福祉施設同士でのリモートでの交流会を実施しました。
※パラスポーツリモート参加事業:遠隔操作によりコミュニケーションが可能な分身ロボットを活用し、外出困難な重度障害者等がパラスポーツの体験教室やボランティア参加など、様々なスポーツ活動に参加できる機会を提供
〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
年間10施設にeパラスポーツ機器を貸し出すとともに、施設同士のオンラインによる交流対戦を実施しました。また、10/1にショッピングモールでの交流会イベント、1/10には東京eスポーツフェスタ2025にブース出展し、ゲストによるトークショーの実施やeパラスポーツ機器を提供した施設同士や会場にいるゲスト及び参加者によるオンライン交流対戦を実施しました。

都立スポーツ施設のサービス向上
〇国際大会やイベント等において、Wi-Fiや5G等通信インフラの活用、多言語放送システムを利用できる環境の提供
有明テニスの森公園テニス施設、東京アクアティクスセンターに、無料で利用可能なOpenRoaming対応Wi-Fiを導入しました。
〇都立スポーツ施設において、大会等を映像配信できるシステムを展開
利用者アンケートの結果を踏まえ、引き続き利用者がより快適に利用できる機材を用いて撮影・配信を実施しました。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
各種イベントや展示会を活用してデジタル技術の実証・PR等を進めたほか、都有施設の窓口等において、積極的に技術を活用しました。詳細は報道発表資料をご覧ください。

イベントにおける技術体験の様子
今後の取組(2025年度)
障害者のスポーツ環境整備・社会参加の促進
〇アプリの活用やコース開拓等、バリアフリーに配慮したウォーキング環境を整備
2024年度に引き続き、ウォーキングアプリ「IPPO」を活用し、誰もが気軽に取り組めるウォーキングを通じて、障害のある方の継続的なスポーツ活動につなげていくための取組を行っていきます。
〇分身ロボットを活用し、スポーツ環境を整備、障害者の社会参加を拡大
2024年度に引き続き、外出困難な重度障害のある方等がリモートで、世界陸上やデフリンピックの関連イベントに参加するなど、様々な面からスポーツ活動に参加できる機会を提供します。
〇eパラスポーツ機器等を施設に貸出し、その人に合わせた環境でスポーツを楽しめる機会を提供
障害の程度や環境等の様々な要因により外出が難しく、また思うように運動ができない障害のある方に対して、福祉施設等の日常の居場所にいながら気軽にスポーツに参加できる機会を提供します。また、障害の有無や場所、年齢等を問わず一緒に楽しみやすいeスポーツの特徴を活かし、障害のある人とない人の交流を促進します。
都立スポーツ施設のサービス向上
〇国際大会やイベント等において、Wi-Fiや5G等通信インフラの活用、多言語放送システムを利用できる環境の提供
これまで整備した無料Wi-Fi、多言語放送システム等について、今後も活用を進めていきます。
デジタル技術等を用いたユニバーサルコミュニケーションの促進
〇ユニバーサルコミュニケーションに係る技術の開発及び社会への普及を促進
今年開催される世界陸上・デフリンピックにおいてユニバーサルコミュニケーション技術を活用するほか、引き続き都有施設等への技術の活用を促進します。