進捗状況(2024年度)
○アプリの利用状況
2023年2月のリリースから2年、様々な取組みを通じて、多くの都民の皆様に「輪トレ」で自転車のルールやマナーを学習できる機会を提供してきました。
その結果、合格証の累計発行件数は50,000件を越えました(2025年3月31日現在)。
○アプリを体験する機会の提供
毎年5月は「自転車安全利用TOKYOキャンペーン」期間として、警視庁や区市町村、関係機関と連携して、自転車の安全利用について様々な広報啓発活動を実施しています。
2024年5月3日には渋谷区で本キャンペーンのキックオフイベントを開催し、2024年度のキャンペーン隊長を務めていただいた、武井 壮さん、稲村 亜美さん、木村 和平選手に「輪トレ」を体験いただきました。
また、体験ブースも出展し、多くの来場者の方に「輪トレ」を体験いただきました。

また、2024年12月1日にお台場で開催されたレインボーライド・マルチスポーツや自治体主催のイベントに「輪トレ」の体験ブースを出展し、多くの方に体験いただきました。


○アプリの活用促進
2023年度から「輪トレ」を活用した交通安全教室や研修等の促進のため、都内学校や事業者等を中心にアプリを活用した普及促進オリエンテーションを実施しました。
2024年度も小学校を中心に、都内40か所以上の学校・事業所において「輪トレ」を活用した自転車安全講習を実施しました。
受講者からは、「知らなかった自転車のルールを多く知ることが出来ました」や「普段何気なくとっている行動もダメだったりすることがわかったのでよかったです」等、多くの好意的なご意見をいただきました。


また、アンケートに回答いただきた方の内、90%以上の方が、『今後も「輪トレ」を使用して、定期的に自転車のルールやマナーの振り返りを行いたい』と回答するなど、「輪トレ」を高く評価いただきました。
○アプリのバージョンアップ
「輪トレ」の特長の1つである、「自転車走行シミュレーション」
自転車走行シミュレーションについてのアンケートでは、「特に”方向転換ボタン”の操作が難しい」というご意見もいただいていました。
そこで、方向転換ボタンの操作を無くし、だれでも簡単に操作が出来る「かんたん」モードを導入しました。これにより、ユーザーがより一層、危険予測に集中できるようになりました。
さらに、シミュレーションで事故を起こしてしまった際に、「なぜ事故が発生したのか」が一目で理解できるようにイラストを表示する機能も実装しました。

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これらのバージョンアップを通じて、「輪トレ」はより使いやすく、より直感的に学習できるアプリになりました。
今後の取組(2025年度)
○アプリを体験する機会の提供
2025年度も自治体や警視庁、関係団体などと連携し、自転車関連のイベントや交通安全のイベントにおいて「輪トレ」コーナーを出展するなど、「輪トレ」を体験できる機会の提供に努めます。
○アプリの活用促進
過去2年間実施してきた普及啓発オリエンテーション等で得られた知見を踏まえて、学校や企業等での活用例や「輪トレ」を活用した交通安全研修用の資料等を共有する場を設け、一層の活用促進を図っていきます。
○アプリのバージョンアップ
2024年に公布された改正道路交通法の内容を踏まえて、学習内容の更新や学習効果検証問題の追加等、自転車のルールやマナーの学習に必要不可欠なバージョンアップを行います。
2026年に予定されている自転車利用者に対する青切符制度の適用開始等、自転車のルール・マナーの啓発の必要性が高まっています。
今後とも「輪トレ」の普及に取組み、自転車の安全利用の推進を進めてまいります。