エリアマネジメント団体等が収集する様々なデータを連携・活用しながら、独創性・機動力にあふれるスタートアップと各エリアとが協働することにより、都内各地で街の利便性を高める新しいサービスをスピーディに生み出していきます。
《プロジェクト目標》
- このプロジェクトでは、都民の皆様の生活をより便利に、より豊かにするサービスを3か年度で60件以上実装することを目指していきます。
- 東京都は、民間事業者等と連携しながら、こうしたサービスの実装を担うスタートアップへの支援を通して、スマートシティの取組を加速化していきます。
進捗状況(2022年10月~12月)
■ネットワーキングを目的とした交流会の開催
スマートサービスの実装には、スタートアップを支援するスマートサービス実装促進事業者
3者(※)、サービス実装の主体となるスタートアップ、そして実装先である基盤提供者
(エリアマネジメント団体及びその関連企業・団体など)の緊密な連携が重要となります。
本交流会は、各プレイヤーの取組状況やニーズ、強みなどの特徴を多角的に共有し、実装
のファーストステップや更なる連携の強化に繋げる場です。
10月及び12月に、各プレイヤーのネットワーキングを目的とした交流会を開催しました。
※ TIS株式会社 、 Plug and Play Japan株式会社 、 株式会社ボーンレックス (9月採択)
■10月の交流会(シティラボ東京)
基盤提供者に当プロジェクトについて興味関心を持っていただけるよう、各実装促進事
業者による今後の取組のプレゼンや支援先スタートアップのショートピッチを通し、
基盤提供者のニーズとスタートアップのソリューションの親和性の高さや実装の可能性
について、意見交換を行いました。
基盤提供者として、先行実施エリア(都心部)やスマートシティに取組む自治体の方々
など幅広くご参加いただき、交流会はサービス実装に向けた、プレイヤー間のスムーズ
な連携構築に繋がる皮切りのイベントとして盛況に終わりました。
■12月の交流会(CIC Tokyo)
今後のサービス実装の連携に向けた検討や議論が生まれるよう、今回はリバースピッチ
と称して、10月とは反対に、基盤提供者側からのスマートシティの取組状況やニーズに
基づく繋がりたいスタートアップ像などをプレゼンいただきました。プレゼンターとして、
自治体や鉄道会社、デベロッパーなど分野横断的にスマートシティの取組を進める基盤提
供者の皆様にご協力いただきました。さらに、各実装促進事業者一押しのスタートアップ
によるショートピッチを交えるなど充実した内容により、交流会は更なるプレイヤー間の
連携強化のフィールドの一つとして有意義なイベントとなりました。
10月・12月は合計100名上が参加しました。
交流会の後に各プレイヤー同士が、お互いにさらなるニーズ・スマートシティの取組の掘り
下げなどを行える交流の場を設けることで、より実りあるネットワーキングの機会となりま
した。
今後の予定(2023年1月~3月)
■交流会を踏まえ、サービスの実装に向けて各促進事業者が基盤提供者と連携し、動き始め
ています。また、年度末に、さらにプレイヤー間の連携促進が図れるよう、交流会(第三
弾)を企画する予定です。
■1月から3月にかけて、実装に向けたスタートアップによるトライアルや具体的なサービスの
実装を予定しています。