進捗状況(2023年1~3月):デジタルツインの実現加速化プロジェクト【デジタルサービス局】

デジタルツイン実現プロジェクトのイメージ

進捗状況(2023年1~3月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 デジタルツイン基盤について、デジタルサービス局内での先行運用を開始し、検証を行った結果を踏まえ、追加で設計修正・構築及び再テスト等の必要な作業を行いました。

・有識者検討会の開催

 第3四半期に引き続き、「東京都における『都市のデジタルツイン』社会実装に向けた検討会」について、第8回を2月8日(水曜日)に開催しました。議題としては、今後の展開を見据えた今年度事業及び「デジタルツイン社会実装に向けたロードマップ(設計図)」第2版への更新内容、東京都3Dアーカイビングイベント結果、次年度以降のデジタルツイン実現プロジェクトについて説明、報告し、各委員からご意見を頂きました。

【第8回 東京都における「都市のデジタルツイン」社会実装に向けた検討会詳細】

・ベータ版事業の実施

 年度当初より実施している3件のベータ版事業(「①衛星データを活用した予兆検知高度化検証」、「②地下埋設物3D化に向けた課題整理」及び「③産学官のデータ連携に向けた課題検証」)について、事業の最終報告書の取りまとめを行い、デジタルツイン実現プロジェクト専用webサイトにおいて公開しました。また、ベータ版事業③の派生事業として、「東京都3Dアーカイビングイベント」を開催し、最優秀作品とした「新左近川親水公園」(江戸川区)を選定、データを3Dビューアへ掲載しました。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

多摩・島しょ部全域の点群データ取得を実施し、事業のプロモーション動画を作成しました。

今後の取組(2023年4~6月)

デジタルツインの実現に向けた基盤構築・活用事例の創出

〇2030年のデジタルツイン構築に向け、都庁内外のデータ連携先が着実に増加

・デジタルツイン基盤(庁内データ連携基盤)構築

 デジタルツイン基盤の本格運用に向けて改良を重ねるほか、マニュアルの整備や各局向けの周知等の準備対応を進めます。また、他局既存業務システムとの連携についても、引き続き技術的な調整を継続していきます。

・有識者検討会の開催

 2022年度に4回開催した有識者検討会について、第9回の検討会を開催する予定です。

・ベータ版事業の実施

 2023年度は、センサー等によるリアルタイムデータ活用などのベータ版事業3件の具体的な内容や年度内の実施計画を検討するとともに、昨年度までに引き続き、都庁内外の組織とのデータ等の連携を拡充していきます。

点群データの取得・整備

〇「都市の3Dデジタルマップ化プロジェクト」と連携し、デジタルツインの基礎となる3D地形データを都内全域で整備し、各局の事業等で活用

 成果物に併せたデータ加工を実施するとともに、庁内各局での利活用に向けた検討や、オープンデータ化に向けた準備を行います。