進捗状況(2024年1~3月):スマートフォン等による体験型自転車安全利用教育プロジェクト【生活文化スポーツ局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況(2024年1~3月)

〇アプリの利用状況

・合格証の累計発行件数は、27,500件を超えました(2024年3月31日時点)。
 「輪トレ」もリリースから1年が経過しました。
 引き続き、自転車事故減少に向け多くの方にご利用いただけるよう、活用促進やアプリの改良を続けてまいります。

〇アプリの活用促進

・東京都では、引き続き、「輪トレ」を活用した交通安全教室や研修等の促進のため、都内学校や事業者等を中心にアプリを活用した普及促進オリエンテーションを実施しています。

 1月と3月には、区から配布された一人1台端末を活用して、区立中学校で自転車安全講習を実施しました。
 生徒たちは、講師の話に耳を傾け、集中して講習を受講していました。
 特に、日頃から一人1台端末を用いて学習活動を行っていることもあり、タブレットを上手に駆使している様子が印象的でした。

 特に中学3年生には、高校への進学による自転車通学等、これから自転車を使用する機会が大幅に増える生徒たちもいると思います。
 この安全講習の受講が、生徒たちの更なる安全に繋がることを期待しています。

 また、都と「ワイドコラボ協定」を締結している東京フットボールクラブ(株)(FC東京)において、FC東京U-18所属選手に対しても自転車安全講習を実施しました。
 練習前の短い時間での実施ではありましたが、時には大きなリアクションをとりつつも、真剣に講師の話を聞いたり、ジャイロ機能を活用して自転車走行シミュレーションを操作したりと、楽しみながら学んでいました。

 その他にも、事業者に対する講習も引き続き実施し、今年度は合計39か所(学校:17校、事業者等:22か所)でオリエンテーションを実施しました。
 2024年度も、引き続き広くオリエンテーションを実施し、「輪トレ」を通じた自転車安全学習の一層の普及に努めてまいります。

〇アプリの広報

 ・都では、様々な機会・場所で「輪トレ」の広報を行っています。

 1月からは、新宿駅西口と都庁を結ぶ地下通路に設置されたデジタルサイネージで、「輪トレ」の広報動画を放映しています。

 また、都の自転車関連イベントや子供向けの防犯イベント等でも広報動画を放映し、自転車愛好家や子供たちとその保護者等、自転車事故の減少に向けて幅広い世代に広報を行っています。

今後の取組(2024年4~6月)

〇「輪トレ」アプリの改修

 自転車安全利用教育の更なる推進のため、自転車走行シミュレーションの操作を簡素化した簡易モードの開発等、さらに幅広い方にご使用いただけるアプリを目指して改修を進めます。

〇アプリ活用による自転車安全利用の促進

・アプリを活用した交通安全教育の促進に向け、2023年度に引き続き、2024年度も都内学校や事業者等を中心にしたオリエンテーションの実施を進めてまいります。

・各種イベントや庁内・庁外の関係団体等と連携し、様々な場面でアプリの広報・周知をしてまいります。