本プロジェクトでは、都と区市町村が連携しオール東京でオープンデータ化を推進するとともに、東京データプラットフォームを効果的に運用し、官民が保有する様々なデータの利活用を促進することで、都民のQOL向上に資する新たなサービスを創出し、データドリブンな社会を目指します。

進捗状況(2025年1~3月)
(1) 東京データプラットフォーム(TDPF)
東京都は、官民の様々なデータの利活用を促進することを目的に「東京データプラットフォーム(TDPF)」を運営しています。TDPFでは、行政機関・民間企業・学術研究機関等の多様な主体とともに、データを利活用した新たなサービスの創出に向けて、様々な活動を展開しています。
TDPFコミュニティ会員限定イベントを開催(第6回 2月14日)
TDPFでは、データ利活用のユースケース創出を目的とした活動として、会員間の交流機会を提供するイベントを開催しています。今回は2024年度ケーススタディ事業採択プロジェクトの成果発表を行い、会場とオンラインを合わせて160名を超える大変多くの方々にご参加いただきました。また、プロジェクトの採択事業者を交えたネットワーキングでは、今年度実証を行った取組の高度化や横展開に向けた交流や意見交換が行われました。





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(2) デジタルツインによる政策形成の高度化
都では、多岐に渡る都市課題の解決や都民のQOL向上を目指し、様々なデータを集めて仮想空間に現実空間を再現するデジタルツイン実現プロジェクトを推進しています。
① データ連携事業の取組を公開
都市のデジタルツインを構築する上でインフラとなるデータには、行政だけでなく民間事業者が保有しているデータもあるはずです。そのような民間事業者が東京都内に持つ地理空間データが、東京都の抱える事業や課題に対して、行政サービス品質の向上や効率化に寄与するユースケース創出へと繋げられるのか、その活用可能性を検討しました。
※ 詳細については、特設サイトをご覧ください。
② 3Dビューアへのデータ掲載
3Dビューアに、都庁の各局が保有する地理空間データ等を、新たに掲載しました。
<2025年1~3月に掲載したデータの例>



(3) オール東京でオープンデータ化を更に促進
① 東京都オープンデータカタログサイトに利活用事例等を掲載
カタログサイトに「オープンデータの利活用事例」や「データの見える化の事例」を新たに掲載しました。


② 第9回オープンデータラウンドテーブルを開催(2月5日)
都をはじめとする行政のオープンデータ化を更に進めていくために、データ利活用を希望する民間企業等からニーズを直接拝聴するラウンドテーブルを開催しました。
今回のラウンドテーブルでは、シビックテック・企業から3組の方が登壇し、「オープンデータの活用事例」の紹介や、「どのようなデータを行政に提供してほしいか」の提案が発表されるとともに、デジタル庁や東京都の職員との意見交換が行われました。

③ 東京都オープンデータコミュニティイベントを開催(第4回 2月7日)
オープンデータ利用者同士のコミュニケーションや、利用者と東京都の間の繋がりを活性化させるため、東京都オープンデータコミュニティのイベントを開催しました。
第4回 テーマ:「オープンデータの取組や想い」
コミュニティ会員によるショートピッチを行い、オープンデータに関する取組等を発表しました。ショートピッチの後、イベント参加者とショートピッチの発表者にて、発表内容に関する質疑応答や意見交換を通じて交流を行いました。
東京都オープンデータコミュニティには、
どなたでも無料で参加できます。参加をご希望の方は、参加申込フォームからお申込みください。
今後の取組(2025年4~6月)
(1) 東京データプラットフォーム(TDPF)
都庁・区市町村・民間等の有効なデータを順次搭載するとともに、会員に対する伴走型サポートの実施や、多様な主体がつながるコミュニティの形成等を通じ、官民の様々なデータを連携させて新たなサービスの創出を後押ししていきます。
(2) デジタルツインによる政策形成の高度化
「都市のデジタルツイン」の基盤データとして、区部及び多摩部の3D都市モデルについて3Dビューアへの掲載を、都市整備局と連携して進めます。
(3) オール東京でオープンデータ化を更に促進
”東京都オープンデータコミュニティ”や”ラウンドテーブル”などでの要望を踏まえ、利用者のニーズに応えたオープンデータ化を更に促進していきます。