~IT人材の育成事業を通じた移住・定住促進及びデジタル技術の活用機運醸成~
東京都は、八丈町と連携し、八丈島を舞台としてIT人材の育成事業の実証を行うデジタルスクールを開校しました。本スクールの実証では、八丈島の魅力を体験しながら専門知識を学ぶことができる講座を設け、関係人口の創出から島への移住・定住促進につなげてまいります。
更に、ITリテラシー講座などを島内在住者を対象に展開し、デジタル技術に触れる機会を設け、島内におけるデジタル技術の活用機運醸成を図ってまいります。
本日10月12日、受講生の募集を開始したので、お知らせいたします。
講座 | 講座概要 | 事業者 |
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ITエンジニア育成講座 | ITエンジニアとしての企業採用が期待できるレベルの人材育成を目的とし、40名を対象に4カ月間の講座を実施。オンラインを中心とし、八丈島へのスクーリングも実施 【講座詳細・応募HPリンク】 https://www.netlearning.co.jp/8jo-programming/index.html | ㈱ネットラーニング |
フロント・バックエンドエンジニア養成講座(※) | ITエンジニアとしての企業採用が期待できるレベルの人材育成を目的とし、3人程度の少人数を対象に3週間の短期集中型の講座を実施。講座期間中は全て八丈島で過ごす合宿形式での実施 【講座詳細・応募HPリンク】 https://8jo.digital | 八丈島TENNEI (母体:㈱xpd) |
ITリテラシー講座 | スマホやPC、インターネットに慣れ親しむための講座を八丈島内在住者を対象に複数回開催。今後、島内で周知を行い順次実施 | ㈱ネットラーニング |
各種スキルアップ講座 | スキルアップや資格取得に役立つeラーニング講座を八丈島内在住者100人を対象に無料で提供。今後、島内で周知を行い順次実施 | ㈱ネットラーニング |
(※)
フロントエンドエンジニア:WEBサイトやアプリの表側の設計・構築・カスタマイズを行う職種(ex.HTML・Javascript等を用いたWEBサイトの構築等)
バックエンドエンジニア:ユーザーの目に見えないシステムの裏側を構築する職種(ex.サーバーやデータベースの構築、システムの運用・開発等)
八丈島デジタルスクールの開校によるIT人材育成事業の概要
1 背景
- 東京都総務局では「「未来の東京」戦略」や「スマート東京実施戦略」に基づき、各局と連携して「デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト」に取り組んでいます。
- 当プロジェクトは、「デジタル技術を積極的に活用し、生活環境の改善、産業振興、行政サービスの向上といった、島しょ地域の様々な社会課題を解決すること」を目的としており、当面は八丈町をモデルにプロジェクトを展開し、効果が得られたものについては順次他の島しょ町村にも展開していく予定です。
- 八丈町をモデルとして実証事業を実施するに当たり、地域が抱える社会課題について現地関係者の意向を反映させ、デジタル技術を活用した解決策の実現を図るため、2021年6月に「八丈島デジタル活用協議会」(以下、「協議会」とする。)を設立しました。
- 協議会における議論の中で、八丈島の社会課題として、人口減少に歯止めをかける取組の実施や高齢者も含めてデジタル施策の効果を享受できる事業展開が挙げられ、その解決策の一つとして、移住・定住促進及びデジタル技術の活用機運醸成につながる本実証を実施することとしました。
2 実証事業の内容
- ITエンジニア育成講座、フロント・バックエンドエンジニア養成講座
ITエンジニアとして企業採用が期待できるレベルの人材育成を目的とした講座。講座を通して八丈島の魅力を体験する機会も併せて提供 - ITリテラシー講座
スマホやPC、インターネットに慣れ親しむための講座 - 各種スキルアップ講座
スキルアップや資格取得のためのeラーニング講座(250講座以上)
上記実証事業について、分析・効果検証を行い、次年度以降、本事業を民間事業者中心で継続していくためのスキームを検討します。
3 本実証事業における事業者の役割
㈱ネットラーニング | 実証事業全体のマネジメント 各種講座の提供・運営 |
八丈島TENNEI (母体:㈱xpd) | 各種講座の提供・運営 |
【問い合わせ先】
総務局行政部振興企画課 電話:03-5388-2444(直通)
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略17 多摩・島しょ振興戦略「デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題の解決」