都はこれまでペーパーレスを始めとする5つのレスに取り組み、2021年度にキャッシュレス、FAXレスで、シン・トセイ戦略で掲げた目標を達成、ペーパーレスで年度目標を達成しました。引き続き2022年度は、ペーパーレス▲70%、電子決定率100%にチャレンジしています。これらの3月末の実績がまとまりましたのでお知らせします。
項目 | 2022年度実績 |
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ペーパーレス | コピー用紙調達量:約5,695万枚 マイナス72.0%(2016年度同期比) |
はんこレス | 起案文書の電子決定率:99.8%(3月実績) 押印廃止済手続件数 :約7,000件 |
進捗状況(2023年1~3月)
(1) ペーパーレス
ペーパーレスについては、「2016年度比でコピー用紙調達量を70%削減する」という目標を掲げていました。「2016年度比で50%削減」を達成した前年度から更に約4割削減する、というチャレンジングな目標でしたが、年間目標の約6,000万枚に対して約5,695万枚、72.0%削減を達成することができました!
(2) はんこレス
はんこレスについては、文書の電子決定率100%と押印の廃止に取り組んでいます。
文書の電子決定の促進については、2023年3月末時点で電子決定率99.8%となっており、引き続き高い割合を維持しています。
また、押印の廃止ついては、対象の事務約14,600件※のうち、第4四半期で新たに約1,400件を廃止し、累計で約7,000件(全体の約48%)の押印廃止を実現しました。
※ 押印を要する事務約16,800件のうち、表彰状等約2,200件を除いたもの(手続の新設や廃止等により増減)
今後の取組
(1) ペーパーレス
- 引き続き、各局のコピー用紙の調達状況を把握・管理するとともに、職員向けポータルサイトなどで取組の優良事例やデジタルツールの活用方法等を共有することなどによりペーパーレスを推進していきます。
- 事業所においても、デジタルツールを活用した業務改革にチャレンジすることで、紙を使用するアナログな業務からの脱却を推進します。
(2) はんこレス
- 職員が起案する文書の電子決定を徹底していくとともに、東京都から発出する通知や協定の締結に電子署名を活用することなどにより、引き続き押印の廃止に取り組んでいきます。
(3) その他
① キャッシュレス
- 入場料等を徴収する都民利用施設78施設にキャッシュレス決済を導入しています。
- また、都立施設におけるキャッシュレス決済の利用状況を定期的に調査・分析するとともに、都庁窓口のBPRにより便利で快適なサービスを実現していく中で、キャッシュレスへの対応を加速していきます。
② FAXレス
- 本庁の各部署では、災害対応等に使用するものを除いて送受信の電子化設定を完了しており、紙によるFAX送受信をなくしています。
- 事業所においても、業務改革の進捗状況に合わせ、業務フローの見直しや送受信の電子化設定を行う等、FAXレスを促進していきます。
③ タッチレス
- 都が実施している行政相談や講演会等のイベントで、都庁や事業所に来庁することなく参加できるWeb開催などを進めました。
- 引き続き説明会・講演会等でのデジタルツールを活用した非接触型の対応を促進していきます。