進捗状況(2021年4~6月):デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト【総務局・福祉保健局】

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進捗状況(2021年4~6月)

教育のデジタル化

〇学習用PC端末の配布を支援

・2020年度に、八丈町・利島村・新島村・神津島村・三宅村及び御蔵島村における学習用PC端末の共同調達を支援するとともに、デジタル技術を活用した教育モデルの確立に向けた取組に着手しました(PC端末の配布は完了済み)。
・2021年3月には、共同調達の契約相手方であるNTTドコモと、上記島しょ6町村及び東京都の三者において、オンライン学習環境の整備、活用を推進するための連携協定を締結し、教育のデジタル化に向けた取組を強化しています。

〇EdTechサービスの導入実証

・都では、八丈島をモデル地域として選定しつつ、実施状況を他島にも共有していくため、希望のあった島しょ町村(利島村、三宅村及び御蔵島村)の小中学校も対象として、最新のEdTech(※1)サービスやSTEAM教育(※2)などの導入促進を進めるための委託契約を4月に締結しました。
(※1)Education(教育)×Technology(技術)の造語で、教育における AI、ビッグデータ等の様々な新しいテクノロジーを活用したあらゆる取組
(※2)Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics 等の各教科での学習を実社会での問題発見・解決にいかしていくための教科横断的な教育
・学校の教職員及び各町村教育委員会向けに、導入するサービスの説明会を実施しました。

島しょ遠隔医療への5G活用

・今年度(2021年度)は、島しょにおける5G基地局の整備状況を踏まえながら、島しょと都立広尾病院をつなぎ、現場ニーズを踏まえた実証実験を行う予定です。現在(6月時点)は、実証実験に向けた事前調査を行っています。
(昨年度までの取組)                                         ・昨年度(2020年度)は、23区内の5G基地局と都立広尾病院をつないで実証実験を行いました。エコー映像だけでなく、撮影部位を俯瞰する映像も併せて共有して画質・音質等の評価を行い、医療への活用可能性について現場の医師も交えて検討しました。

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エコー映像と撮影部位を俯瞰する映像を確認
(2020年度実証実験)

デジタル活用協議会の運営

〇デジタル活用協議会の設立〔八丈島〕

・島しょ地域の様々な社会課題について、八丈島においてデジタル技術を活用した解決策の検討・推進を図り、有効な取組について他島に順次展開することで持続可能な島しょ地域の発展モデルを作ることを目的とする協議会を設立しました。
・協議会の目的に御賛同いただける団体を公募し、各団体から計12名の委員を選任しました。
・6月11日に第1回協議会を開催しました。

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今後の取組(2021年7~9月)

教育のデジタル化

〇EdTechサービスの導入実証

7月から各学校の教職員向けの研修を実施し、9月以降、児童・生徒向けにEdTechサービスを活用した本格実証を開始します。

島しょ遠隔医療への5G活用

・調査の結果に基づき、5G基地局の整備状況を踏まえながら、現場ニーズを考慮して、実証実験の準備を進める予定です。

スケジュール

<事業スケジュール>

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デジタル活用協議会の運営

〇社会課題の解決に向けた実証〔八丈島〕

 協議会において、9月までに実証事業のスキームを固め、10月以降に実証を開始する予定です。協議会での検討状況は、HPにも順次掲載してまいります。

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