・ 都は、データを社会全体で活用するべく、民間ニーズを踏まえて行政が保有するデータを積極的に公開し、シビックテックや企業等がオープンデータ等を活用して新たなサービスを創出していく、官民協働スタイルの構築を目指しています。
・ その構築に向けた取組として、10月~12月は 都知事杯オープンデータ・ハッカソン(試作品の作成のためのハッカソンプログラム)、第2回オープンデータ・ラウンドテーブルなどを実施しました。
・ 2022年1月~3月は、都知事杯オープンデータ・ハッカソン (First Stage、Final Stage) 、オープンデータ・カタログサイトの改修、第3回オープンデータ・ラウンドテーブルを実施する予定です。
進捗状況(2021年10~12月)
〇都知事杯オープンデータ・ハッカソンの実施
・ 都のオープンデータを活用して行政課題の解決に向けたデジタルサービスの提案を行う「都知事杯オープンデータ・ハッカソン(※)」を2021(令和3)年12月15日より開催しております。
※ハッカソン…シビックテック等がオープンデータを活用し、課題の解決に向けたデジタルサービスの提案・開発を行う大会。hack(ハック)+marathon(マラソン)からの造語
・ 東京都のオープンデータを活用したサービス開発を目指す個人・団体を対象に2021年11月5日よりサービス案の募集を開始し、68件の提案(計186名)がありました。
【ハッカソンプログラム】
・ プログラムの初日(12/15)に、キックオフイベントを開催し、宮坂副知事やCode for Japanの関代表理事から、参加者へ熱いエールをいただきました。
・ プログラム2、3日目は、まずチームビルディングを行い、同じ分野や似たサービス案を持つ者同士で41チームに再編成されることになりました。また、行政課題の理解を深めるための講義など、サービス案の検討をチーム毎に行いました。
(チームビルディング)
(サービス案をチーム毎に検討)
・ プログラム4、5日目は、実際にプログラム開発をメインに行い、プログラムの最後には参加者全員による発表会を行いました。
(プレゼンの練習会)
〇 第2回オープンデータ・ラウンドテーブルの実施(テーマ:環境分野)
・ オープンデータの活用を希望する民間企業等からのニーズを東京都が直接聴取することで、都をはじめとする行政のオープンデータ化の取組を促進していくとともに、民間サービスの創出につなげていくことを目的としてオープンデータ・ラウンドテーブルを実施しています。
・ 10月20日の第2回ラウンドテーブルは環境分野をテーマに開催し、 以下の方々からオープンデータに関する提案、要望をいただきました。
具体的には、食品ロスを把握するために細かなゴミ排出量をオープンデータ化してほしいという声や、位置情報を持つデータについて緯度経度座標を付与した形で公開して欲しいなどの意見が挙がりました。
これを受けて、 家庭から出る一般廃棄物についてオープンデータ化に努めていくことや、現在公開している一部のオープンデータに対し、緯度経度座標を付与するよう推進していくと回答しました。
〇オープンデータカタログサイトのページビューが増加
・ 都知事杯オープンデータ・ハッカソンやオープンデータ・ラウンドテーブルの実施などにより、オープンデータカタログサイトのページビュー数は、2020(令和2)年度10月からの3か月間平均の約200PV/日から、2021(令和3)年度10月から12月の3か月間平均で約560PV/日に増加しました。
今後の取組(2022年1~3月)
〇 都知事杯オープンデータ・ハッカソン (First Stage、Final Stage) の実施
・ 応募いただいたサービス案のうち、ハッカソンプログラムを通じて練りあがった41件のサービス案(プロトタイプ)については、1月15日にFirst Stageを開催し、審査の上優秀な提案5件を選出しました。
・ 1月28日のFinal Stageでは、その中から優れた提案1件を選び、都知事杯を贈呈しました。Final Stageに進出した5件に対しては、年度末までデザインや使い勝手の良い機能のアドバイス、プログラミングの構築等、サービス実装支援を行っていきます。
※ First Stage ・ Final Stage の様子・結果などはコチラ
〇オープンデータカタログサイトの改修
・ データの視認性、検索性を高めるためにオープンデータカタログサイトを年度内に改修します。
〇オープンデータ・ラウンドテーブルの開催
・ 第3回目は、防災分野をテーマに開催予定です。