進捗状況(2022年4~6月):DXによる高潮等への防災力向上プロジェクト【港湾局】

高潮防災DXのイメージ

進捗状況(2022年4~6月)

■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信

  • 6月23日(木)に高潮防災総合情報システムをリニューアルしました。
  • リニューアルでは、これまでに頂いた意見等を参考に、レイアウトやデザインを改良し、観測データのオープンデータ化にも対応しました。
  • オープンデータは『東京都オープンデータカタログサイト』にもリンクを掲載しています。
高潮防災総合情報システムのリニューアル画面イメージ
高潮防災総合情報システムのリニューアル画面イメージ

■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援

  • 外水位予測(水門の操作支援)に関する精度向上及び内水位予測(排水機場の操作支援)に関する予測モデルの構築に向けた検討に着手しました。
AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援のイメージ

ドローンによる災害時の施設点検

  • これまでの新砂地区内での自律飛行から、運河上を隣接地区から新砂地区まで飛行するルートに拡大するなど段階を上げるため、離発着場所の検討、関係機関との調整を行いました。
  • また、飛行エリアの拡大に向け、橋梁との交差や鉄道・建築物との近接など、地区毎の課題の整理を行いました。

今後の取組(2022年7~9月)

■高潮防災総合情報システムによる防災情報発信

  • 高潮防災情報の充実化に向け、新たに東京港内の3箇所に海面ライブカメラを増設するため、機器製作及び設置作業等に着手します。

■AI等を活用した水位予測による水門等の操作支援

  • リアルタイムの気象・海象データを用いた試験運用を継続し、外水位の予測精度の検証等を行います。
  • 内水位の変動に影響する下水道施設から運河内への放流量や直接運河へ流入する雨量等について、調査検討を進めます。

■ドローンによる災害時の施設点検

  • 飛行エリア拡大に向け、道路や鉄道などの近接構造物の施設管理者との協議や上空のLTE電波状況等の調査について準備を進めます。
  • 施設の損傷を把握するために必要な3D点群データの取得について検討します。