進捗状況(2022年4~6月):東京都立大学ローカル5G環境を活用した最先端研究プロジェクト【総務局】


進捗状況(2022年4~6月)

5Gを活用した最先端研究

○5Gを活用した最先端研究を行い、成果を社会に発信しました。(5テーマ)

■研究課題1「ARゲームで楽しく単独移動を支援するAI車椅子システムの社会実装」

ローカル5Gによる高速・大容量の移動通信システムを活用し、障がいのある人の楽しい外出機会の創出に資するAI及びARゲームコンテンツによる活動支援システムの開発を、専門の6チームを構成して推進しています。

チーム1 車椅子装着センサデバイス・アプリの開発とサービスの提供
チーム2 自動運転車椅子に関する実験及びデータの収集
チーム3 車椅子目線での深層学習を用いた障害物・目標物検出システムの開発
チーム4 健康福祉分野における調査・車椅子身体活動量のリハビリメニューの作成
チーム5 ARゲームコンテンツの制作
チーム6 ワークショップ・社会貢献活動に関する企画
車椅子計測アプリのリリース自動運転車椅子の実験屋外での自動運転車椅子実験

2022年4月から6月の間に、以下の事項に取り組みました。
・車椅子の動作を計測できるアプリをリリース
・医療・福祉分野におけるVR・ARの適用に関する論文作成・成果発表資料の作成
・電動車椅子に関する検証実験、論文作成、発表資料作成
・ARハッカソン2022(8、9月)の内容検討・ホームページ更新等
・ARゲームコンテンツに関する発表資料作成

■研究課題2「5G通信で遠隔マルチワークを可能とする代理身体システムの構築」

5Gの超高速通信を用いて、離れた複数空間において、自分や誰かの分身となって行動したり、空間内の様々な情報を、まるでその場にいるかのように伝えてくれるロボットの開発や操作等の研究に取り組んでいます。地域医療や高齢者支援、災害支援の現場での活用を見込んでいます。

2輪ロボット3輪ロボット4足ロボット

2022年4月から6月の間に、以下の事項に取り組みました。
・ロボットの開発について、立体視カメラを搭載した2輪ロボットと4足ロボットの機構を改良
・遠隔作業において、物体を持つことができるよう、2輪ロボットにロボットアームを搭載
・高精度3Dスキャナーを制御するためのアルゴリズムを実装(空間情報の計測に利用)
・論文誌Advanced Robotics及びIEEE TVCGへ研究成果に関する論文を投稿
・2台のロボットについて、一般の方向けに操縦デモの実施を予定しており、安全性と耐久性を検証するテストを実施

■その他の研究

上記のほか、以下の3テーマの研究を推進しています。
各研究の概要については、こちらの都立大ホームページをご覧ください。

・通信資源の利用効率最大化を目指したモバイルネットワーキング
・L5Gネットワークを用いた次世代マルチモーダルセンシング
・プレス加工DXのための5G環境IoTプラットフォームの構築

民間企業等の社会実装促進

○ローカル5G環境の民間活用等を通じて、5Gの新たなユースケースやサービスの創出を促進(2024年度末までに15件)

2022年4月から6月の間に、以下の事項に取り組みました。
・都立大の総合HP内にローカル5Gに関するページを新設し、都立大ローカル5G環境を実証フィールドとして企業等へ無償提供していることを案内
・6月までに2件の実証フィールド提供を実施

【実施例】
株式会社フューチャースタンダード、TIS株式会社がローカル5G通信による映像取得を行い、AI映像解析の精度を検証。4G LTE環境より優れた特性を確認。

今後の取組(2022年7~9月)

5Gを活用した最先端研究

■研究課題1 「ARゲームで楽しく単独移動を支援するAI車椅子システムの社会実装」

・コンピュータグラフィックス等に関する最高峰の国際学会であるACM SIGGRAPH 2022(8月)での成果発表
・LIFE2022(8月)※での医療・福祉分野におけるVR・ARの適用に関する成果発表
※生活支援等に関する学会大会
・情報処理学会研究会(7月)での電動車椅子に関する実験実施及び成果発表
・ARハッカソン2022(8、9月)
・東京都立大学大学説明会(オープンキャンパス)(8月)でのARゲームコンテンツの成果発表

■研究課題2 「5G通信で遠隔マルチワークを可能とする代理身体システムの構築」

・国際学会AHFE 2022 International Conference(7月)での成果発表及びACM SIGGRAPH 2022(8月)において、一般向けに2台のロボットのデモ展示等を実施

民間企業等の社会実装促進

東京都立大学日野キャンパスにて新たな企業にローカル5G環境を提供し、実証実験を予定