進捗状況(2022年7~9月):離島港湾DX事業の推進プロジェクト【港湾局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況(2022年7月~9月)

■離島港湾情報プラットフォーム等の構築

〇システムの運用開始に向けて

  • 島しょ地域における情報発信や災害対応を迅速化するため、「離島港湾情報プラットフォーム」の構築に向けシステム構成の検討を進めました。

〇ライブカメラの整備

  • 定期船が就航する岸壁など、施設の変状を監視するためのカメラ設置について、現地踏査を実施し、設置位置候補の検討を行いました。
  元町港(大島)の客船待合所からの岸壁状況
  御蔵島港(御蔵島)の客船待合所からの岸壁状況

〇衛星やドローン等による発災時の使用体制の構築

  • 衛星データの活用についてデジタルサービス局との情報交換を継続して進めています。
  • ドローンに関して技術の特徴および制約条件、運用に必要な体制、導入における課題と効果などについて取りまとめました。

〇施設の3次元データやBIM/CIM化

  • 維持管理を考慮したBIM/CIMモデルの作成に向け、対象施設の範囲やモデルの詳細度、付与する情報等について整理し、施設の更新時期の判定など今後の活用の方向性について検討を行いました。

今後の取組(2022年10月~12月)

■離島港湾情報プラットフォーム等の構築

〇システムの運用開始に向けて

  • 今年度末の一部運用開始に向けて、「離島港湾情報プラットフォーム」の構築に着手します。

〇ライブカメラの整備

  • 定期船が就航する港へのライブカメラ設置に向け、障害物の有無、カメラの設置可否、通信・電源の状況等について詳細な現地調査を行い、最終的な設置位置を決定していきます。

〇衛星やドローン等による発災時の使用体制の構築

  • 島しょ地域において、実際に衛星およびドローンのデータを取得し、災害の特徴や天候等に応じた使い分けなど今後の使用体制の構築や運用を実現するための検証を行っていきます。

〇施設の3次元データやBIM/CIM化

  • BIM/CIMモデルを活用して施設の設計・施工・維持管理等を効率化するためのハードウェアやソフトウェアの基本的構成について検討を進めていきます。