進捗状況(2023年10~12月):スマートフォン等による体験型自転車安全利用教育プロジェクト【生活文化スポーツ局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況(2023年10~12月)

〇アプリの利用状況

・合格証の累計発行件数は累計約24,000件となりました(12月31日時点)。
 自転車のルール・マナーの更なる普及啓発のため、「輪トレ」の一層の活用を進めてまいります。

〇アプリの改修

・スマートフォン・タブレットのジャイロセンサーを活用した機能を実装し、11月20日にリリースしました。
 今回の改修は、第3章「自転車走行シミュレーション」の操作方法にジャイロセンサーによる方向転換機能を実装するものです。
 この改修により、実際に手や体を傾けることで「自転車走行シミュレーション」を操作することが可能となり、より“体験型”の強みを生かした学習ができるようになりました。

〇サイクルイベントとの連携

・今年度のGRAND CYCLE TOKYO(以下、GCT)の取組みの一環として開催された、11月23日のGCTマルチスポーツ(お台場)、12月2日・3日のSTADIUM FESTA(味の素スタジアム)において、「輪トレ」の体験ブースを出展しました。
 両イベントとも天気にも恵まれ、自転車に乗り慣れているレインボーライドの参加者から、まだまだ自転車に不慣れな子供を連れた家族まで、多くの方々に「輪トレ」の体験をしていただきました。

〇アプリの活用促進

・「輪トレ」を活用した交通安全教室や研修等の促進のため、都では都内学校や事業者等を中心にアプリを活用した普及促進オリエンテーションを実施しています。
 11月には区立義務教育学校において、自転車を乗り始めたばかりの小学3年生向けに本オリエンテーションを活用した自転車安全講習を実施しました。
 子供たちは、講師の問いかけに対し積極的に手を挙げて、元気に回答してくれるなど、楽しそうに講習を受けていました。

 また、区が配布している1人1台端末で実際に「自転車走行シミュレーション」を操作している場面では、操作に苦戦している様子も見受けられましたが、学んだことを活かして、多くの子どもたちが無事故・無違反でゴールしており、しっかりと自転車のルール・マナーを学習できていました。

 さらに、引き続き都立高校や民間事業者においてもオリエンテーションを実施しており、特に、冬季休業中など学校以外での自転車利用も増加する12月には、改めて自転車のルール・マナーを確認するべく、多くの都立高校でオリエンテーションを実施しました。

今後の取組(2024年1~3月)

〇体験型自転車安全利用教育アプリの改修

 自転車安全利用教育の推進のため、引き続き、よりユーザビリティの高いアプリケーションへの改修を検討・実施していきます。

〇アプリ活用による自転車安全利用の促進

・アプリを活用した交通安全教育の促進に向け、都内学校や企業等を中心にオリエンテーションを実施していきます。

・各種イベントや庁内・庁外の関係団体等と連携し、様々な場面でアプリの広報・周知をしていきます。