進捗状況(2023年10~12月):衛星による不適正盛土検知プロジェクト【都市整備局】

プロジェクトのイメージ

進捗状況 (2023年10~12月)

不適正盛土の監視

〇試行運用の実施

 最適な衛星の選定、運用に向けた課題分析のため、10㎢×3か所を先行して解析し、結果を確認しました。
 試行運用においては、分析のため、盛土に限らず建築等地形の改変全てへの反応を確認しました。

試行解析箇所
試行解析箇所
試行解析における判読事例
試行解析における判読事例

〇試行運用の結果

 試行運用における解析結果は下表のとおりです。

試行運用における解析結果

 試行運用の結果、地形の改変についての検知性能は、SAR衛星データに比べ、光学衛星データが優れていることがわかりました。

 精査の結果、盛土に限定した場合等も同一の傾向であれば、本格運用において光学衛星を活用していく方向で検討していきます。

今後の取組(2024年1~3月)

不適正盛土の監視

本格運用に向けた検討

 解析結果には無数の改変箇所が含まれるため、絞込み手法を検討していきます。試行運用の結果を基に検討を行ったのち、多摩全域で解析を行い、検証を行います。
 また、本格的な運用に向け、解析結果の円滑な共有等のため、本プロジェクトの実施を踏まえた本庁と監視主体との連携体制を構築していきます。