RESEARCH Conference2022でユーザーテストなどの取組を紹介しました!

リサーチカンファレンス2022

RESEARCH Conference2022冒頭のセッションに宮坂副知事と職員が登壇!

2022年5月28日(土)にRESEARCH Conference2022(※)がオンラインで開催され、この冒頭のセッションに、宮坂副知事と巻嶋デジタルサービス局デジタル改革担当部長が登壇しました。

※RESEARCH Conference
 リサーチをテーマとした日本発のカンファレンスで、ユーザーリサーチの価値や可能性を広く伝えることを目標としています。今回が初開催で、約2,500名の方が参加しました。

2021年にガイドラインを定めスタートしたユーザーテストなど、都がユーザー目線で行政サービスの構築・改善に取り組んでいることを説明。活発な質疑が行われ、とても熱いセッションとなりました。

今回はその概要をお伝えいたします。
アーカイブ動画のリンクも掲載しています(こちら)ので、実際の様子もぜひご覧ください。

1 当日の様子

Ⅰ 宮坂副知事パート
 「行政も使いやすいデジタルサービスが作れることを証明したい

これまでの行政サービスにはユーザー視点が欠けているのではないか。そんな疑問から、「都民が何を求めているのかを起点に、ユーザー目線で政策・サービスを作り上げること」を目指してきました。それが都庁のユーザーテストの出発点です。

そのため、ユーザーテストに必要なプロセス、実施方法の具体的な手法をガイドラインとして公開し、「テストしないものはリリースしない」を合言葉に取組を進めています。 サービスの質を高めるためには、実際にユーザーに会い、フィードバックを受けることが欠かせません。都民との双方向のコミュニケーションを通じて、都民が求めるニーズや体験をリサーチし、行政サービスの質を高めるべく、取り組んでいきます。

Ⅱ 巻嶋部長パート
東京都のユーザーテスト浸透に向けて」

都庁で実際にユーザーテストを行うにあたっては、ユーザーテストをなぜ実施するのか、どうやって行うのか、そもそもユーザーテストとはどんなものか、という多くの職員の声に応える必要がありました。そこで、専門知識のない職員でもわかるような、ユーザーテストの指針を整えることになりました。それが、「ユーザーテストガイドライン」です。

さらに、手順書やテスト動画、改善に必要な予算措置など、庁内サポート体制を強化し、ユーザーテストの浸透を図っています。今後は、テスターを都民にも拡大し、より都民目線に立ったサービス構築を目指します。

Ⅲ  質疑応答・参加者とのコミュニケーションパート

参加者からは、数多くの質問をいただき、都の取組への関心の高さを感じ取ることができました。

ユーザーテストガイドラインの公開に関しては、「テストしないものはリリースしない」というコンセプトへの反応を含め、従前から反響も大きかったのですが、その意図への質問もありました。「都内区市町村などにもオープンにし、参考にしてもらえるように」、都として公開をすることにしたと、意図をお伝えしました。

また、都民を対象にしたテストの実施方法・ハードルなども、参加者のコメントを交えた深い議論となりました。ユーザーのペルソナをイメージし、それに併せてテスターを選ぶことの重要性や難しさを踏まえながら、庁内で議論をして進めていることをお話ししました。

2 今後に向けて

今後も都では質の高いデジタルサービスの実現に向けて、まさに都民の皆様からの意見を伺いながら取組を進めていきますので、ぜひご注目ください。

3 当日の映像について

当日の映像はコチラからご覧いただけます。ぜひご覧ください!