5つのレス・第3四半期の実績(概要)は以下のとおりです。進捗状況の詳細と、今後の取組については、下記に記載しておりますので、ご覧ください。(取組ごとに、リンクを設けております。)
実績(概要:2021年12月末時点) | 進捗状況 (詳細:下記リンク) | |
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ペーパーレス | コピー用紙調達量 約0.6億枚 コピー件数 約0.8億件 | ペーパーレス |
FAXレス | 送受信件数 2019年同月比 マイナス98.5% | FAXレス |
はんこレス | 起案文書の電子決定率 98.7% 押印廃止済 約4,800件 | はんこレス |
キャッシュ レス | 都民利用施設76施設において キャッシュレス決済導入 | キャッシュレス |
タッチレス | 行政相談や説明会等でのWeb対応を拡大 | タッチレス |
進捗状況(2021年10~12月)
(1)ペーパーレス
ペーパーレスの取組においては、2016年度比の50%削減という目標達成に向け、会議でのモニター活用や部署ごとの削減計画を策定するなど、全庁一丸となり削減の取り組みを進めています。
コピー用紙枚数については、今年度より開始しています部署ごとの調達量の上限値設定の取組の効果もあり、2016年度比(約2億枚)に対し、約0.6億枚(12月末実績 )となっております。
調達量の上限値設定の取組につきましては、こちらの記事で詳細をまとめておりますので、あわせてご覧ください。
コピー件数は、2016年度比(約2.2億件)に対し、約0.8億件(12月末実績)となっており、2021年7~9月同様、今期も前年同期比約30%減を達成しております。
さらに、本庁舎全職場*のモニター配備について、職場環境に応じ適切な機器を選定できるよう、モデル仕様書や代表的な製品の仕様等を提示し、全局において配備に向けた発注の手続を行いました。 * 公営企業・議会局等除く。
(2)FAXレス
FAXレスの取組においては、2019年度比の98%削減という目標達成に向け、送受信の電子化(※)を徹底した結果、2021年11月末実績では98.5%削減と初めて目標を達成しました。12月末実績も98.5%削減と、継続して目標達成しています。
※送受信の電子化・・・機器の設定変更や更新により、都からの送信は電子データで相手のFAX機器に、都民の方などから都への受信も電子データで受信することで、紙でのFAX送受信をなくしていく取組
また、事業所部門においてもFAXレスの取組展開に向けて、各事業所におけるFAXの使用状況、機器利用状況に関する調査を行っております。
(3)はんこレス
はんこレスの取組の一環では、文書の電子決定率100%(対象外案件除く)を2021年度の到達目標に掲げています。2021年12月末時時点の電子決定率は、各部署での電子決定の徹底を集中的に取り組んだところ、98.7%と大幅に向上しています。
都と都民・事業者との間での「はんこレス」実現に向けて、規則や要綱改正などを行い、12月末時点で押印を要する事務約18,000件のうち、約4,800件(全体の約27%)の事務で押印廃止を実現しました。また、デジタル化によって押印廃止予定の事務とあわせて約15,700件(全体の約87%)を押印廃止していきます。
また、都と都民・民間事業者等との間での協定や契約について、押印の代わりにクラウドサービス上での電子契約を行う実証実験を実施しております。2021年11月にはこの取組を活用して、「5Gアンテナ基地局等設置促進の取組に係る官民連携協定」の締結式をオンラインで行いました。
都民・事業者からの東京都への補助金等の申請について、jGrantsを利用し、法人を対象にした補助金等の申請のデジタル化について、試行を進めています。詳細はこちらをご覧ください。
(4)キャッシュレス
キャッシュレスの取組においては、入場料等を徴収する都民利用施設(78施設)のキャッシュレス実現を目標に掲げており、76施設の入場料等について、キャッシュレス決済を導入しました。なお、2月4日時点では77施設のキャッシュレス決済導入が完了しており、残り1施設の2021年度中のキャッシュレス決済導入及びキャッシュレス決済手段の拡充に向け、引き続き準備を進めてまいります。
また、入場から退場までキャッシュレスで過ごせる環境の実現を目指し、78施設内の店舗におけるキャッシュレス決済導入状況及び78施設におけるキャッシュレス決済利用状況について、調査を行っております。
(5)タッチレス
各局の行政相談等において、Web相談・チャットボットなどを活用し、都庁や事業所に来庁することなく非接触型の対応を促進していきます(今年度:約70件実施予定)。
また、各局で実施する説明会・講演会等のイベントにおけるデジタル活用などによる非接触型での開催も促進していきます(今年度:約540件実施予定)。
なお、チャットボットにつきましては、利便性向上の観点から、2022年1月より、これまで各局が個別に提供していた各種チャットボットやそれらが保有する回答を、一元的に案内することが可能となる「チャットボット総合案内」サービスを開始しています。
タッチレスの取組の一環として、新型コロナウイルス感染拡大を防止し、多くの都民の方が訪れる窓口等を安全・安心にご利用いただくため、都のホームページ上で混雑状況を表示しています。
今後の取組(2022年1~3月)
(1)ペーパーレス
ペーパーレスで仕事をできる環境での実現に向けて、パソコンモニターや会議用モニターなどのデジタルツールの全庁での活用を進めていくとともに、紙を使わない意識の定着や、業務の見直しを進めることで、ペーパーレスの取組をより一層徹底していきます。
事業所部門におけるペーパーレスの取組について、これまでの調査結果に基づく分析を行い、都庁舎だけではなく、事業所部門含めた都庁全体でのペーパーレス促進に向けた検討を進めます。
(2)FAXレス
送受信電子化設定ができない回線について、業務内容やこれまでの取組状況を分析し、対応策の検討を進めてまいります。
事業所部門におけるFAXレスの取組について、ペーパーレス同様、これまでの調査結果に基づく分析を行い、都庁舎だけではなく、事業所部門含めた都庁全体でのFAXレス促進に向けた検討を進めます。
(3)はんこレス
電子決定率100%達成に向けて、電子決定を行っていない1.3%について調査・分析を行うなど、文書の電子決定の徹底を継続していきます。また、電子決定の対象外案件についてもデジタル化に向けた検討を進めていきます。
クラウド上での電子契約等の実証実験について、来年度以降の活用に向け、クラウド上での電子契約締結に対する課題整理、レビューの分析を継続します。
(4)キャッシュレス
2021年度中の78施設へのキャッシュレス決済導入完了に向けて、残り1施設の準備を進めるとともに、施設内におけるキャッシュレス決済利用割合に関する調査結果の分析を行います。
(5)タッチレス
引き続き、行政相談等や説明会・講演会等でのデジタルツールを活用した非接触型の対応を促進していきます。